馬を描いた絵画作品をテキトーに集めてみました。馬を描いた絵画作品ってけっこうあるんですよね。「何で絵画にウマやねんw」みたいに思われるかもしれませんが、馬は非常に高貴な動物で、犬に次いで知能の高い動物であるため、そういった上品な感じが絵画に合っているのかもしれません。
テオドール・ジェリコー『エプソムの競馬』
ロマン主義の先駆者テオドール・ジェリコーによる作品。『メデュース号の筏』で非常に有名ですが、馬好きとしても知られています。そんな馬に関する代表作がこちら。躍動感がすごいですね。騎手は「うぉおお!」みたいに叫んでいるのでしょうか、声が聞こえてきそうなくらいの迫力があります。
テオドール・ジェリコー『葦毛色のアラブ種馬』
もう一枚ジェリコーから。エグイ(笑)眼がすごいですね、尋常ではない威圧感があります。修羅場経験してそう、地獄の底から這いあがってきたみたいな。しかし筋肉とかすらっと伸びた脚とかは美しいですね。
ジェームズ・ウォード『風景の中の狩猟馬』
ジェームズ・ウォードは19世紀に活躍した画家で、有名な風景画家ターナーと同時期になります。動物を描くのが好きだったようで、馬に関する作品も多いです。この馬は凛々しいですね。
パウルス・ポッテル『ゲート近くの二匹の馬』
パウルス・ポッテルはオランダの画家で、バロック期になるのかな?当時は宗教画が盛んに描かれていて、ポッテルも最初は宗教画を手がけていたのですが、徐々に動物に関する作品が増えていきました。
ラウザーバーグ『白馬の夢想』
ラウザーバーグはイギリスの画家です。画家なんですけど発明家としても有名で万能人みたいな印象があります。馬の躍動感がすごいんですが、雲だと思うんですけども、白馬の鼻から出ているようにも見えて、この雲は全部この白馬がまき散らしてきたのか、と思うと笑えてきます。いや、素晴らしい絵なんですけどもね。
ダヴィッド『ベルナール峠からアルプスを越えるボナパルト』
新古典主義を代表する画家ダヴィッドの作品。歴史の教科書によく出てくるので有名な作品だと思います。馬といったら何となく「ひひーん」とかいって前足を上げている様子をイメージしますが、もしかするとこの作品から来ているのかもしれませんね、いやわかんないですけど。
アルバート・ビアスタット『二匹の馬』
アルバート・ビアスタットはアメリカの画家で風景画で有名です。馬はカッコいい動物ですけども、こういう穏やかな一面もありますし、私としてはこういう草をむしってそうな感じの馬の方が好きですね。
ゴッホ『善きサマリア人』
ゴッホの代表作です。いい!
●絵画に描かれた女性たち
●絵画に描かれた男たち
●1分でわかる西洋美術史の流れ(絵画メイン)
●毒のある絵画―やや閲覧注意かも?―