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哲学が難しいのはなぜ?


一般的に哲学は難しいと言われています。それでは、なぜ哲学は難しいのでしょうか。明確な答えを出せるわけではないのですが、これについて考えてみたいと思います。

哲学は学問だから

哲学が難しいのは学問だから、という答えはあまり面白くはないでしょうか?しかし、そもそも学問って難しいものです。簡単にさっと理解できる学問はありません。そして、哲学は学問なのですから、難しいのも当然であると思うのです。

たしかに哲学は難しいです。でも経済学や法学、理学、まあ別に他にも何でもいいのですが、どの学問にも言えることでしょう。たぶん、おそらく、哲学が難しいと感じる人は、他の学問においても同様に難しいと感じるであろうと思います。

私が学問についてどうこう言えるものではないのですが、でも、学問をやるのであれば、その学問領域において、過去にどのような研究がなされてきたのかをある程度は把握しておかなければなりません。そして、その学問領域における概念も身につけておく必要があります。これは言うまでもなく哲学にも必要です。

さらに、思想系の学問であれば、その思想が生まれた時代背景や、その思想に影響を与えた思想などへの理解も欠かせません。哲学であれば、単に哲学と言った場合は西洋哲学を意味することが多いですけど、キリスト教の知識は最低限必要です(もちろん時代にもよります)。おそらく、キリスト教をまともに勉強したことのある日本人は相当少ないですから、この時点で多くの人はつまづいてしまいます。また、日本でも知名度の高いニーチェであれば、キリスト教は当然のこととして、啓蒙主義の流れも知っておく必要があるかと思います。

前提を特に勉強することもなく、いきなり突撃していけば、理解できないのは当然ではないでしょうか。

なぜ哲学だけ難しいと言われる?

しかし、興味深いのは、他の学問については哲学のように難しいとはあまり言われないことです。これは一体なぜでしょうか。

どうも私には、哲学には近さを感じさせるものがあるように思われます。その正体は何かと言えば、おそらく「考える」ということではないでしょうか。人間であれば必ず考えることをします。そして哲学においても、なかなか表現が難しいのですが、考えることを研究の手法にしているように思われます。つまり、誰もが当たり前にやっている「考える」ということが哲学の研究手法であるために、参入障壁が低いように感じられるのではないでしょうか。

しかし、実際の哲学に触れてみると、当然ながら哲学も学問ですから、その学問的な作法がわからないために、「哲学は難しい」となるのではないかと思います。

哲学以外の学問は大学などで触れない限り勉強してみようと思える機会があまりないので、そもそも触れることもなく、「〇〇学は難しい」と言われることもないのでしょう。

まとめ

そういうわけで、哲学が難しいのは学問だから、ということになるかなと思いました。繰り返しになりますが、何をするにしても前提となる知識は勉強して身につける必要があるので、哲学においても勉強していく必要があると思います。