無料または比較的安価で楽しめる趣味


無料または安価(だと思います)で楽しめる趣味をいくつか紹介します。ただ、私にとって面白いと思えるものなので、他人からすればどうなのかわかりませんが、でもオススメしたいです。

散歩

これは説明いらないでしょう。ただ歩きます。歩くだけでもかなりリラックスできるので気分転換には最適です。普段意識していなかった風景にも目を向けることができるでしょう。案外、いろいろな気づきがあるものです。

特に歩くところがない、何か目的地が欲しいという場合には神社やお寺をオススメします。日本の神社仏閣は自然との関係が深く、広大な土地を持っていることが少なくないので、楽しめるはずです。

ただ、やっぱり目的地のない散歩の方がよいでしょう。これは旅行と旅の違いを考えるとわかりやすいです。旅行には目的地が存在するため、そこに至るまでの過程、つまり電車やバスといったものは手段に過ぎません。一方、旅には目的地がないため、電車やバスといったものにも意味が出てきます。旅の場合、寄り道することが面白さとなるのです。

散歩は旅行や旅といったものよりも規模が小さいものですが、目的地を設定するか否かによって、歩く意味が異なります。目的地を設定する散歩も悪くはないのですが、散歩の面白さは寄り道にこそあると私は考えています。

読書

図書館に行けば無料で借りれますし、著作権が切れたものに関しては青空文庫から無料でダウンロードできます。無料で読める本はかなり多いので、使えるものはどんどん使えばよいでしょう。

また、無料ではありませんが、AmazonのKindle Unlimitedのような定額制サービスもあります。月1000円程度で大量の本にアクセスできるのでかなりオススメです。

本を探す際、どうしても本業に関わる分野を探したくなってしまう人がいるのですが、あまりこだわらず、何となく興味を惹かれた本を読むのがよいでしょう。

音楽鑑賞

クラシック音楽であれば、著作権切れの作品が無料でネットに公開されています。個別のサイトにアクセスするのもいいのですが、YouTubeはかなり便利ですね。曲名がわからなくても、適当に有名な作曲家の名前を入れて検索すればかなりの数が出てきます。1つでも曲が見つかれば、あとはオススメ動画に他の曲も出てくるので、簡単にアクセスできるでしょう。

また、美術館や博物館、教会などでフリーのコンサートが開かれていることもあります。お金がかかることもありますけど、かなり安い(数百円とか)で入場できるものがほとんどですから、オススメです。

本格的なコンサートでも席を選ばなければ2000円くらいから入場できるものもあるので、頻繁に行くのはちょっと出費が重なりますが、たまに行くくらいならばそれほどの痛手にはならないでしょう。

美術鑑賞

著作権の切れた美術作品は、ネット上でその画像が大量に公開されています(このブログでも少ないですが公開しています「絵画 カテゴリーの記事一覧」)。ウィキペディアで作家名を検索すれば、その作品一覧が画像で見られることもあります。

ネットで一から検索するのが面倒である場合は、スマホアプリが便利です。「絵画」とかで検索すれば大量のアプリが出てくるでしょう。また、「e国宝」のような国立文化財機構公式のアプリもあります。これは東京国立博物館、京都国立博物館、奈良国立博物館、九州国立博物館が所蔵する国宝などを紹介するもので、かなりクオリティが高いです。もちろん無料。

それから、美術館や博物館に実際に足を運ぶのもよいでしょう。芸術となるとなんとなく高級なイメージが付きまとうのですが、実際それほど高いわけではありません。特に国立の美術館や博物館の常設展であれば数百円から入館できます。本来ならば博物館法で無料で入れることになっているのですけども、まあまあ、この辺はややこしいのであまり文句を言わないようにしておきましょう。

講演会、シンポジウム、大学講義

公的な機関でしばしば開かれているので、それに行きます。入場無料のものが少なくないですし、有料の場合でも数百円や1000円程度で入れるものが大半です。専門家の意見を聞けるので、自分の視野を広げることができるでしょう。

また、ここ最近はネット配信が盛んになってきました。特にYouTubeはすごくて、大学の講義動画が公開されていることもあります。たいてい、大学公式チャンネルがあるので、それを使うのがよいでしょう。

また東大はYouTubeだけでなく、独自サイトを持っています。

オンライン講座一覧 | 東京大学

こういったものを利用すれば、無料または安価で、質の高い話を楽しめます。

ゲーム

これはちょっと批判が来るかもしれませんが、ゲームいいですよ。ゲームについて詳細を説明すると長くなってしまいますので、こちらの記事を参照してください。

ゲームの本質を考える 

ゲームの場合、始めるまでにお金が多少かかってしまうのですが、まともなゲームに終わりはありません。どんどん突き詰めていくことができるので、長期的に見ればかなり安いものだと思います。

まとめ

かなり文化的なものに偏ってしまったのですが、実は文化って安いのです。もちろん、その背景にはめちゃくちゃに頑張っている人たちがいるからこそ安価で享受できるのですが。そしてだからこそ、使えるものはどんどん使っていけばいいと思うのです。

こういったものは、正直なところ、それほど仕事と直接に結びつくものではありません。むしろ「無駄」なものです。しかし、「無駄」なものは人生を豊かにします。これはロウソクに例えられるでしょう。「無駄」の無い人生はやせ細ったロウソクのようなもので、燃え尽きるのが早く、場合によっては燃え尽きる前に折れてしまうかもしれません。どっしりと立って、しっかりと火をともすためには、ロウすわなち「無駄」がなければなりません。

ここ最近は生産性ばかりが強調され、「無駄」を排除しようとする傾向が強いのですが、それは端的に世の中の余裕のなさを表しています。そのような生き方はつらいだろうと思われます。それに、生産性を上げるためにはかえって「無駄」が必要です。イノベーションはまったくの新しい価値創造であると誤解されていますが、実際には既存の価値の組み合わせによって成り立つものです。今までになかった価値を組み合わせるためには、多様な素材を持っている必要があり、それこそが「無駄」です。「無駄」を持たない人は価値を提示することができません。