宗教系の資格や検定


代表的な宗教系の資格や検定を紹介します。特定の宗教に関連する仕事(たとえば牧師や僧侶になるための資格とか)はここでは省きます。

臨床宗教師

病院や介護施設、災害被災地などにおいて、スピリチュアルケアや宗教的ケアを行う宗教者のことです。何かしらの信仰を持つことが前提となりますが、特定の宗教に限定するものではありません。また、布教を目的にしているのではなく、あくまでも相手の価値観や人生観などを尊重した上で、苦悩に寄り添っていくのが主な目的となります。その目的から、病院など医療関係と連携することが多いです。

取得するためには大学などで研修を受ける必要があり、ちょっとハードルは高めです。少なくとも、就活生が何となくで取るような性質の資格ではありません。研修プログラムを用意している大学としては、上智大学や龍谷大学、種智院大学などがあります。

宗教文化士

宗教への理解を深めた人に与えられる民間の資格です。特定の職業と結びつくようなものではありません。ある程度の宗教知識を持っていますよ~という証明くらいのものです。

ただ、この手の資格にしては受験資格が異様に高くて、大学で宗教に関連する講義の単位を16単位以上取得しなければなりません。また単位を持っていても大学を既に卒業して2年以上経過している場合は、教員または報道関係者として宗教関連の分野を担当している必要があります。

試験の難易度はそれほど高くはないです。しかし、宗教が嫌われがちな日本で、以上の受験資格を満たしている人だけが受験しているにもかかわらず、合格率は60~70%くらいなので、もしかすると難関資格なのかもしれません。

資格取得後は、仕事につながることはほぼないでしょうけども、定期的に宗教情報のメルマガが送られてきたり、宗教文化士取得者だけが参加できるシンポジウムやフィールドワークがあったりします。資格を運営している機関が日本宗教学会と「宗教と社会」学会の2つと提携しているだけのことはあって、この催しの質は高いですね。

あと、宗教関連の研究施設を利用する際に割引などの特典が受けられる場合もあります。

神社検定

正確には神道文化検定。神社への参拝者が増えたことから、もっと神社をよりよく知ってもらおうという趣旨から作られました。要は、神社の知識を確かめる検定です。仕事とはまったく関係ありません。

3級から1級まであります。3級は割と簡単ですが、1級になるとかなり難易度が上がります。

合格すると神社めぐりツアーの案内が来たり、オリジナルグッズを購入できたりします。

日本仏教検定

仏教の基礎知識を問う検定です。3級から1級まであります。自宅でパソコンなどで調べながら受験できるので、ぶっちゃけ誰でもお金を出せば取れる検定です。仏教を勉強した、という達成感は得られるかもしれません。

聖書検定

聖書の知識を問う検定です。5級から1級まであります。あくまでも聖書に関する検定なので、教派は関係ありません。

まあ、聖書を勉強したいという場合には便利かもしれませんね。

葬祭ディレクター

その名の通り、お葬式のディレクターです。1級と2級があり、2級は個人葬、1級は葬儀全般になります。受験資格は、2級が実務経験2年以上、1級が実務経験5年以上または2級取得後2年以上実務経験があること、となっています。

国家資格ではないですし、この資格がなくてもお葬式に携わることは可能ですが、持っていると業界では割と信頼されるでしょう。

まとめ

宗教の範囲をもっと広げれば他にもあるのですが(世界遺産検定とか)、だいたいはこんなところではないでしょうか。

仕事に直接関連するものとしては、臨床宗教師と葬祭ディレクターがあげられると思います。

学術的なものに関しては、臨床宗教師と宗教文化士があげられるでしょう。

その他のものに関しては趣味程度のものです。