龍谷大学文学部の雰囲気や印象

私は龍谷大学文学部を卒業しています。最近、いろいろな大学に行っているので、今更ではあるのですが、龍大文学部の特徴みたいなところが見えてきました。そんなわけで、文学部がある大宮キャンパスを中心に雰囲気などを書いてみます。

真面目

目的意識や課題意識を持っている人が多い印象があります。図書館に行くとサンスクリットの文献を読んでいる人がいたり、辞書や難しそうな文献を机に並べてレポートを書いていたりする人をよく見かけます。

大変失礼な表現ですけども、ぱっと見、遊んでばかりいそうな人でも、ゼミなどの少人数制の発表では割と突っ込んだ議論を展開していたりします(お寺の人に多い気がします。寺を継ぐことに反発しつつも、やっぱり寺の問題が気になる、といった感じでしょうか)。こういうのは日頃から課題を持っていないとできないでしょう。

あと、大宮キャンパスの正門の正面に本館があるのですが、正門を出入りする際にお辞儀をされる人が少なからずいらっしゃいます。その姿を見るといつもすごいなぁと感じたものですが、こういう文化を持っている大学はそう多くはないのではないかと思います。

教員との距離が近い

いろいろな意味で教員との距離が違いです。まず、大宮キャンパス自体が非常に狭いので、講義の有無に関係なく頻繁に会います。そのため、いいか悪いかはとりあえず置いといて、友達とまではいきませんけども、フランクな関係になることがあります。昼休みなんかに先生とすれ違うと「ごはん行きましょう」と言って奢ってもらったことも多々ありました。

また、大宮キャンパスでの講義は少人数制のものが多くなるので、ここでも教員との距離が近いです。何か質問があればすぐにでも聞けます。さらに、先生の研究室も狭いキャンパス内にあり、気軽にお邪魔できる雰囲気がありますので、講義が終わったあとに研究室に行ってお話をすることもありました。たまに居留守を使う先生もいらっしゃったんですけども、学生との距離が近いことを端的に表しているような気もします(学生から人生相談をしょっちゅう投げかけられて困ったことがあると言っている先生もいました)。

他の大学では先生と少し会うだけでも変に気をつかったりすることがあるんですけども、龍大大宮キャンパスはあまりそういうのがなかったように思うので、特殊性なのかなぁと今になって感じます。

落ち着いている

大宮キャンパスは西本願寺の敷地内にあるということもあって、重要文化財に指定されている建物もあり、かなり落ち着いた雰囲気になっています。この雰囲気もあってか、あまり騒いでいる学生はいません。非常に静かで落ち着いています。

他の大学では、というか龍大深草キャンパスでもそうなのですけど、講義がなくて時間を持て余している学生がワイワイと楽しくやっていることがよくありますが、大宮キャンパスではそれすらありません。せいぜいベンチや本館前に座って上品におしゃべりしているとか、そんな感じです。

ここまで静かな大学はそうないと思います。今は、言い方は悪いですけど、学生集めに必死なのか、マンモス大学みたいになっていて、キャンパスがごちゃごちゃとしている大学が少なくないと思うのですけども、大宮キャンパスは全然そんなことがないです。

図書館が優れている

大宮キャンパスには人文系の本を中心に扱っている図書館があります。これがなかなか良くて、仏教系や歴史系の本に関してはだいたい置いてます。読みたい本が常にあるというのはいいですね。

また、私が学生だった頃は、貸出の上限が6冊だったのですけども、今は学部生でも20冊まで借りられるようになっているようです。これは大宮だけでなく大学全体のことなのですけども、素晴らしいことですね。

自由

あまり大学から「あれしろ、これしろ」と言われることはなくて、どちらかと言えば放任主義的なところがあると感じます。先ほど先生との距離が近いとは書きましたが、「ちゃんと勉強しているか?」みたいなことはあまり言われないので、必ずしも介入されるというわけではないです。そのため、受動的な姿勢であると、龍谷はあまり印象のない大学に感じられるかもしれません。

ただ、何かやりたいなぁと思った時には、それをするための環境が案外整っています。繰り返しになりますが先生との距離が近いので質問すれば親身に応えてくれますし、図書館でも読みたいと思った本はたいてい置いているもので、そういう意味では自分の中に課題意識があればそれを追求していくことができると思います。留学もしやすいですし、京都の他の大学との提携もあるので、いろいろできますね。

さらに言えば、バックの西本願寺がアレなのかもしれませんが、学生にかなりお金を出してくれています。奨学金や何らかの賞に幅があるので、とりえあえず応募すればもらえたりします。存在があまり知られていないのか、応募する人が少ないというのもあるのかもしれません。その意味でやっぱり課題意識のある学生はこういうのを見つけますし、お金も貰えるわけです。あと、ついでにお金のことを言えば、私立の割には学費が安いのもいいですね。

まとめ

本部のある深草に関しては、ちょっと、レジャーランドというか、なんか、まあそういう雰囲気があるんですけども、大宮は全然そういう雰囲気ではないです。いかにも大学生みたいな、キラキラした生活を夢見ている人にとっては文学部、大宮キャンパスというのはあまり面白くないかもしれませんけども、課題意識があって、それを追求したいと考えている人には最適なのではないかなと思います。建学の精神が生きている稀有な(と言ったら他大学に失礼かもしれませんが)環境なのではないでしょうか。