LINEが使いにくい理由と利用を辞めてみた感想



一般的にはどういった評価であるのか知らないのですが、私としてはLINEは使いにくいと感じてしまいます。何だかんだで5年近くLINEを使ってきたのですが、利用をやめてみました。やめてから2週間くらい経ったのですが、LINEがない状態という感覚をある程度掴めることができたと思います。そこで、この記事では、私にとってLINEが使いにくいと感じてしまう原因と、LINEの利用をやめてみた感想をまとめてみたいと思います。

LINEが使いにくい理由

あくまでも私にとって使いにくいということなので、その点は理解してもらいたいのですが、理由を一言で言うと、おしゃべりが基本となっているからです。おしゃべりが基本になっているというのは、具体的にいうと、

  • メッセージは吹き出しに表示され画像が喋っているようなデザインになっている
  • スタンプを使うことで感情表現が容易に行える
  • 既読が付く

というような特徴から言えると思います。正直なところ、LINEのホームページを見てもLINEの思想というか、そういうのがいまいち分からないので、本当におしゃべりを重視しているのかは分からないのですが、たぶんおしゃべりを一番意識していると思います。まあそういうことにしておきましょう。

そしておしゃべりが基本になっていると、次のような(私にとって)困ったことが起きてしまいます。

ほぼ強制的に会話が始まる

LINEで行われるのはメッセージの交換ではなく、おしゃべりです。従来の、ガラケーのメールでも近いことはできていたのですが、あくまでもそれはメッセージの交換でしかありませんでした。というのもおしゃべり特有のリズムをメールでは表現できないからです。

LINEはメッセージを送るとほぼすぐに表示され、また既読が付くようになっています。この既読は元々は災害時の安否確認という意味合いがあるそうなのですが、日常においては頷きのような役割を果たしていると私は考えています。

直接会って行うおしゃべりでも、相手に何かを話すと、相手は聞いていることを示すために「うん」のように頷きます。この「うん」があるからこそ、ポンポンとリズムよく話をすることができます。また「うん」だけでは不十分ですから、話のキリの良いところで、その話に対する自分の感想などを伝え、というのが繰り返されます。

もし何かを話して「うん」と言われ、その後に何もないと違和感を覚えると思います。話した方としては「あれ、伝わらなかったかな?」みたいになってしまうわけです。場合によっては、「うん、で、何もないんかい!」みたいになるかもしれません。

つまり、話して、相手が頷いたということは、相手は話を聞いたのだなと判断するわけですが、そこから反応がないとおしゃべりが終わってしまうわけです。会話はキャッチボールだとは言いますが、キャッチボールにならないわけですね。

LINEも同じで、既読を付けるということは、あなたの話を聞きました、という頷きをしたことになります。しかし、そこで時間がある程度経過したあとに返信をしようとすると、相手としてはいきなりおしゃべりが止まるので「え?」ってなります。

最近ではLINEをすぐに返信しないといじめられることがあるらしいのですが、個人的にはこれはよく分かります。なぜなら、返信しないのはおしゃべりの進行を止めているのと同じだからです。

LINEはよくメールに例えられるのですが、たとえメッセージであったとしても、実際には電話に近い性質を持っていると思います。

本題に入らない

直接会って行うおしゃべりでは、その日に初めて会ったら「おはよう」などの挨拶から始まります。それに「おはよう」と挨拶を返します。ビジネスだったら最初に雑談をして、ある程度話してから本題に入ります。

LINEもおしゃべりなので、同じように、最初に挨拶があるわけですね。「おう、久しぶり!最近どう?」とだけメッセージが来ます。私としては、何が言いいたいんだ、って思うのですが「久しぶり、元気だよ」と返さないといけません。その後によく分からない会話が続いて、さらにその後にやっと「今度久しぶりに会わない?」という本題が出てきます。この本題に至るまでが長いんです。

またLINEでは、本題に入ったら入ったで、「いつ会う?」「どこで会う?」「何する?」というのが1個ずつ来る傾向があります。最初っから全部まとめて送れや、って思うのですが、LINEはおしゃべりですから、そういったことは普通しません。LINEは長文には向いていなく、短文をポンポン出していくようなデザインになっているようです。

メール(特にPCメール)はこうはなりません。挨拶、本題、最後の挨拶がすべて1つのメールに書かれるからです。メールだと綺麗にまとめて送信してくれる人でも、LINEになると雑になるというか、分けて送信する傾向があるように感じます。

認識がバラバラ

LINEはおしゃべりを円滑に進められるような設計になっています。ですが、LINEの利用者が拡大したことで、異なる認識を持った数多くの人が1つのLINEというツールを使うようになりました。

典型的なのは仕事での利用です。プライベートで使いたい人と仕事で使いたい人がごちゃごちゃになることがあります。また、LINEは仕事での利用には向いていないように感じるところが多々あって、例えば検索ができません。メールでは検索ができるのですが、LINEではできないので、いちいちさかのぼる必要があります。また、先ほども書いたように、長文には向いていないので、重要なことを1つにまとめて送るということもやりにくくなっています。(最近ではビジネス用のLINEもあるようなので改良されてるかもしれませんが、私は使ったことはないです)

LINEをやめた理由

時間を無駄に消費してしまうからです。まず、上にも書いたように、連絡伝達としては向きません。メールのように1つにすべてを書くのではなく、LINEでは何度も分けて送信する必要があります。また、分けて送信する以上、自分または相手の返信が遅れた場合は、そこでやり取りが止まってしまいます。

そして、おしゃべりが強制的に始まります。電話であれば、かけるときに「今大丈夫かな?」とワンクッションが生まれますが、LINEは形式的にはメッセージの送信であり、手軽です。しかも送信者は、意識的であれ無意識的であれ、おしゃべりを想定しているため、即座の返信が求められます。電話よりも厄介です。

だいたい、おしゃべりなんか実際に会った時にちょろっと話せれば十分なのであって、会っていない時にもわざわざ喋る必要なんかないと私は考えています。もちろん、話してくれる人がいるのはありがたいことです。しかし、そんな頻繁にしゃべらなければならないのか。時間を奪っている可能性があることに気付いているのか。

会っていない時に必要な連絡といえば、明確に用事のある場合くらいでしょう。それだったら、メールに全ての要件をまとめて書いて送信すれば1回で終わります。緊急の場合だったら電話でいいでしょう。また、スマホがかなり普及したとはいえ、まだまだ使っていない人はいますから、LINEで連絡の取れない人も割といます。メールと電話があればほぼすべての人と連絡が取れるので、何かとこの2つは都合がいいと感じています。

LINEをやめてみて

というわけでLINEアカウントを削除して、スマホからアプリを削除しました。それの感想を簡単に書いてみます。

まず削除する前に、念のためメールアドレスと電話番号を、LINEを使っている人に伝えておきました。また、LINEをやめることも伝えたのですが、特に「何でやめるの?」というのはなかったです。私がそういう人間であることを分かった上でのことなのか、それともみんなもLINEいらないなと感じていたのか、その辺は分かりませんが、ちょっと面白かったです。次からメールか電話のどちらかに連絡を入れることを快く承諾してくれました。

そしてLINEをやめてみて感じたのは、特に困らない、ということです。私はLINEの友達自体は3人しか登録してなかったのですが、グループにいくつか入っていて、友達にはなっていないけどやり取りのある人というのがけっこういました。また、グループの場合は全員で話せるという特殊性があるのですが(といってもメールでも同じようなことができます)、そのため不便になるとしたらここだろうな、と思っていたんですけども、全く困りません。みんなメールで綺麗にまとめて連絡してくれます。非常にスムーズです。こんなに変わるものなのかとビックリしました。

もしかすると電話代を気にする人も多いかもしれません。しかし、最近のスマホは通話料が定額制になっているのが多いです。私はワイモバイルを使っているのですが、定額なので電話代に困ることもありません。そもそもメール中心で電話を使わないというのもあるんですけどもね。

というような感じで、LINEがなくても困りませんでした。むしろ連絡がスムーズで快適です。