文系大学院は事前の研究室訪問をしなくてもいい?


理系大学院を受験する場合は事前に研究室訪問をしておくのが当たり前と考えられる傾向がありますが、文系大学院ではどうなのでしょうか?

普通はする

理系文系に関係なく、研究室訪問はしておくのが普通です。たしかに、ごくまれに「研究室訪問はすべきでない」と考える大学教員もいるのですが、そういう立場は特殊で(何らかの事情があるのでしょう)、普通はします。

研究室訪問をする理由にはいろいろあります。ここではとりあえず3つあげておきます。1つ目は自分がやりたいと思っている研究ができるかどうかを確かめるためです。自分がやりたいと思っていても、教員がそれを専門としていない場合は指導することができません。

2つ目は教員との相性を確かめるためです。学術研究に性格的な相性など変な気もしますが、学部と比較すると大学院では教員と一緒にいる時間が非常に長くなるため、合う合わないというのは意外と重要なポイントになります。学生によっては、教員との相性が良くないという理由で退学する人もいます。このような事態を避けるためにも、事前に会っておくことが望ましいです。

3つ目は研究室の雰囲気を確かめるためです。文系の場合、分野によっては自宅で研究できることも多いので、あまり関係ないかもしれませんが、教員との相性と同様に、研究室に長くいる必要がある場合は自分に合った環境であるのかを確かめておくことが大切です。

しなかったらどうなる?

私は文系なので理系のことはわかりませんが、文系の場合、募集要項に記載がない限りは研究室訪問が合否に直接関わることは基本的にありません。そのため、研究室訪問をせずに合格する人もいます。

しなかった場合は、面接時に「この研究はウチではできないよ」と言われたり、指導教官と相性が合わずに研究が進まなかったりする可能性があります。面接時に研究ができないことが明らかになれば、その後、研究が行える別の大学院を探さなければなりません。これが夏の受験であればまだ余裕があるかもしれませんが、冬の受験であれば別の大学院への出願は難しいでしょう。また入学後にトラブルになれば学費などを無駄にするおそれも出てきます。

たとえ合否と関係ないにしても、以上のようなことを避けるためには研究室訪問が欠かせません。

研究室訪問はどうすればいい?

基本的には指導をお願いしたい教員に研究室訪問をしたいことをメールで伝えます。そしてアポを取って教員に会いに行きます。おそらくこの形が一番オーソドックスでしょう。

たまにメールアドレスを公開していない教員もいて、この場合は手紙を出さなければならないこともあります。わからない場合は大学院の入試の担当部署に問い合わせて、研究室訪問の方法を聞くのが確実です。

また、文系は、必ずしも教員の研究室に行かなければならないというわけでもなく、研究できるかどうかを確かめたいだけであれば、とりあえず接触できればOKです。たとえば、私は教員の研究室に直接行ったわけではなく、研究会で会いました。中には、教員と会わずにメールだけで確認をする人もいます。

研究室訪問はためらわなくていい

教員は仕事でやっているので、「いきなりメールしたら迷惑なのでは?」などと考える必要はありません。そもそも、いつでも見れるようにするためのメールなのですし。もちろん返信が遅いからといって文句を言うのもおかしなものですが。

たしかに、研究室訪問をする準備として、教員の著作を読んでおいたり、どういう研究がしたいのかをしっかりとまとめておいたりするなど、最低限のことは必要ですけども、そういったことができているのであればメールをしてみるとよいでしょう。

また、大学院に入学後はいろいろな人と接しながら研究をすることになりますから(学内だけでなく学会などもあります)、その練習だと思えばいいと思います。

まとめ

特別な事情がない限り、研究室訪問はしておいた方が何かと無難です。