文系大学院でも就職はできる


文系の大学院に入っちゃうと就職できないと言われますが、実際のところ、必ずしもそうではないようです。

思想系でも就職先はある

私は大学院の修士課程で宗教学を専攻しています。入学する以前は、文系大学院、それも宗教学なんていうわけのわからないことを専攻すれば就職先もないだろうと思っていました。しかし、実際に入学してみると、意外と就職している人がいます。それも、割と大手の企業です。業界としては、金融やシンクタンクが傾向としては多いように思われます。思想系だとこれら業界との接点があまり見えないように感じるのですが、しかし実際に就職される人が多いので、就職できるのでしょう。専攻よりも、大学院で研究をしたという点が評価されているのかもしれませんね。

院生の年齢

しかし、みんながみんな就職しているかというと、そうでもないです。というよりも、そもそも若い人がそれほど多くありません。理系、特に工学系であれば、学部卒業と同時に院進する人が非常に多いです。しかし、文系においては、就職先が見えにくいと一般に言われることもあってか、学部卒業後に院進する人はそれほど多くありません。少なくとも私がいる大学院に関しては、30代から60代の人が多いです。また、この人達は、既に仕事を持っていて、その延長として大学院に来ていたり、仕事を辞めた後に大学院に来ていたりしますので、修了後に就職することがありません。なので就職する人の情報が少ないのかな、とは思います。

院生の進路

あくまでも私が知っている限られた範囲の話ですけども、就職するのは3~4割と思います。割合としては大きくはないのですが、就職先があるのは間違いないでしょう。繰り返しになりますが、業界は金融やシンクタンクが傾向として多いです。やはり頭を使う仕事になるようですね。

他の人に関しては、宗教学ということもあって、宗教系の仕事をする人がいます。実家を継いだりとか、そういう施設で働くという形になりますね。あとは、宗教と直接関わるわけではありませんが、福祉関係や教育関係も多いです。このあたりは、非常勤などの形で既に働きながら大学院に来ている人が少なくなくて、いわゆる就職活動のようなことはしないようです。

まとめ

具体的な数字を出しているわけではないですし、私がいる狭い範囲のことでしかないので何とも言えないところがあるのですが、でも、一般に言われているほど就職できないわけではないと思います。就職が不安で院進を迷っている人もいると思うのですが、就職に関しては極端に心配する必要はないのかな、という気がします。

ただ、注意点としては、修士に関しては2年間しかないわけですけども、研究をしながら就活をするのは非常に大変になりますので、時間管理には気をつけなければなりません。理系だと教授の推薦があったりとか聞きますけど、文系では専門を直接的に活かせることは稀なので、あまりそういうことはできないと思いますし、少なくとも私がいる大学に関しては、教授の推薦で就職というのは聞かないです。