文系でも大学院に落ちるの?


理系大学院の場合、受験に失敗する可能性は割と高く、ネットで検索するだけでも簡単に関連するブログなどを見つけることができます。しかし、文系の話はあまり聞きません。むしろ、受験すれば合格できる、といった言説が多く見られるほどです。実際のところはどうなのでしょうか。

文系でも落ちます

結論から言ってしまえば、文系でも大学院の入学試験に落ちることはあります。これを確認する方法は簡単で、大学ホームページに公開されている入試統計情報を見ることです。たいていの大学院は公開しているので、ぜひ見てみてください。

例として関西大学大学院のものを確認してみます。2019年度版の博士課程前期課程(修士)だと、法学研究科は志願者が35名で合格者は13名、文学研究科は志願者が73名で合格者が31名、経済学研究科は志願者が67名で合格者が20名です(入学試験(大学院)|データで見る関西大学(教育情報の公開)|関西大学)。ここでの「志願者」が願書を出した人全員なのか実際に試験を受けた人だけなのかはわかりませんが、割合から考えて落ちた人がいるのは間違いないでしょう。

そういうわけで、文系でも落ちるのです。

落ちないためには?

自分は何を研究したいのかを明確にして、そして勉強をしっかりとしておくことです。

理系の場合、研究室のボスから研究テーマを与えられることが珍しくありません。一方、文系は、自分でテーマ設定をするのが普通です。研究計画書の提出が普通は求められますし、そこには何を研究したいのかを明確に示さなければなりません。これは大学院に行く以上、大前提です。テーマは持ってないけど何となく大学院に行きたいという感覚であれば、ちょっと合格は難しいかもしれません。

そして勉強も大事です。大学院の入試は学部よりも比較的簡単と言われます。たしかに暗記などは少ないです。しかし学部でやる程度の基礎知識は把握しておく必要がありますし、またそれをさまざまな角度から説明できるようにしておかなければなりません。大学院の場合、専門科目だけをやっておけばいいのである意味では楽なのですが、一方で試験範囲はあってないようなものです。やはりそれなりの時間をかけて勉強しておく必要があるでしょう。

落ちたらどうすればいい?

大学院の試験は普通、夏と冬の2回行われます。どちらで合格しても入学時期は4月(たまに違うのもあります)なので、夏で落ちた場合は冬に再受験することも可能です。

冬に落ちたのであれば、選択肢としては、浪人する、出願が間に合う他の大学院を受ける、諦めるかのいずれかでしょう。浪人するのであれば、独学するのか、聴講生として籍を置いておくのか、といったことが考えられます。諦めるのであれば、学部生なら就活をすることになるでしょうか。あるいは、一度就職して、後に社会人入試を活用することも選択肢としてはアリかもしれません。

いずれにせよ、大学の先生や先輩などに落ちたことを伝えて、これからどうすべきかを相談した方が無難です。なにかいいアイデアをくれるかもしれません。

まとめ

文系大学院でも落ちます。落ちないようにするためには、研究テーマを明確にして、そして勉強に励むことが重要です。また、あまり良い気はしませんが、万が一試験に落ちた場合にどうするかも事前に考えておいた方がよいでしょう。