文系大学院に合格するための勉強方法


すみません、身もふたもないんですけども、結論としては、過去問を調べて本を読む、以外にないのではないかと思います。とりあえず、私がやったことをまとめます。

過去問を確認しよう

まず勉強を始めるにあたって、目標を把握しておかないとどうしようもありませんので、過去問を確認します。大学院の場合、学部入試とは違って、大学院によって出題方法が大きく異なります。同じ大学院でも研究科や専攻によっても変わるので、必ず過去問を確認しましょう。

ここからは私が受験した大学院の話になるのですが、非常にオーソドックスな試験でした。簡単にまとめると、英文の全訳、専門に関する論述(○○について自由に論じよ、的な問題)、面接の3つです。

英語は、専門に関する文章ではあったのですが、章の導入部分からの出題であることが多く、専門知識というよりも基本的な読解力があるかどうかを確認している程度でした。そのため、高校生向けの大学受験用の参考書を主に使って勉強しました。辞書の持ち込みもOKだったので(大学院によって異なります)、ぶっちゃけ英語はそんなに勉強していません。

面接に関しては、過去問には何も書いておらず、どんな感じであるのかがまったくわからなかったので、入試説明会に行って質問しました。もちろん具体的に教えてもらえるわけではありませんが、だいたいの雰囲気は教えてくれると思います。私の場合は、「ひねくれた質問はしません、オーソドックスな内容です」とのことでしたので、志望動機や研究内容くらいのものだろうと判断しました(実際そんな感じのことでした)。志望動機は面接官も真剣には聞いていませんのでテキトウに流して、問題となるのは研究内容、言い換えれば研究計画書についてです。研究計画書はあくまでも研究に関する計画書ですので、前提として専門分野を勉強しておかなければ、テーマも出てきません。結局のところ、専門です。

というわけで、大学院の入試において特に重要となるのは、専門に関する知識をいかに得るか、ということになりました。

専門書を読む

専門に関する知識を得るには専門書を読むのが手っ取り早いです。ただ、大学院入試には学部入試と違って明確な出題範囲は存在しません。しいて言うならば、専門分野全体です。となると、読んでおくべき本は膨大な量になるわけですが、言うまでもなく全部を読むことはできません。まずは読むべき本を見つけることが重要です。

どの専門分野においても、基本となるような、超メジャーな書籍があるものです。その書籍を中心として、そこに書いてある参考文献を頼りに、さらに知識を発展させていくのがオーソドックスなやり方なのかなと思います。学部でしっかりと勉強していた人はここで躓くことはないのでしょう。しかし、私はそれほど勉強していたわけではありませんし、もっと言えば専攻を変えたので、ほとんど一から勉強する必要がありました。何から読めばいいのかもわかりません。

そこで私が参考にしたのは、研究者のホームページです。大変ありがたいことに、初学者向けに文献案内をしてくれている研究者のホームページがちょこちょこあります。それを手がかりに文献に当たっていくのがオススメです。

そんな感じで、読むべき文献を大まかに把握できたら、大学図書館で本を借ります。私は大学を卒業して働いていたのですが、卒業生に図書館を無料で開放してくれていたので、大いに活用させていただきました。借りれる本はどんどん借りました。

しかし、私は専攻を変えており、大学まで変えています。つまり、母校に志望する研究科がないわけで、当然学部もありません。よって関連する本もそんなにないわけです。では、借りれない分についてはどうしたかというと、ネットを使いました。まずはGoogleスカラーです。とりあえず検索してみて、無料で読めるものは読みました。あと、研究者のホームページも活用させてもらいました。というのは、研究者の中には、著作をまるまる公開している人もいるからです。幸いなことに、かなりまとまった情報を得ることができましたので、非常に助かりました。

(今思えば、大学図書館を経由して、他の大学から本を借りればよかったと思います。たぶん卒業生に対してもそういうサービスをしてくれていたはずなので。まあ大学によって違うでしょうけども)

こんな感じで文献を集めて読みまくり、専門分野の大まかな全体像をつかみます。そして、どこまでが明らかになっているのかを把握したうえで、まだ誰も指摘していないことを見つけ、それを研究計画書にまとめていきます。また、論述対策として、何かそれっぽい問題を自分で作って、それに対してどういう切り口で語れるかを考えるようにしました。

まとめ

専門書を読もう。これ以外に勉強方法はないんじゃないかと思います。当然ながら、大量の専門書を読んで、自分なりに考えるという作業にはかなりの時間が必要です。そのため、試験の直前に一気に勉強するというよりも、日頃から本を読む習慣を付けておくことが重要だと思います。また、その方が、大学院に入学してからもスムーズに研究を始めることができるはずです。どちらにせよ、大学院に入ってしまえば主体的に研究して一定の成果を出すことが求められますから、大学院に入る前から研究を始めるつもりでいるくらいの感覚を持っておいても困ることはないでしょう。