京都御所に行ってきた感想


京都御所に行ってきたので、その感想です。

京都御所

京都市営地下鉄の今出川駅から徒歩5分のところにあります。京都駅から今出川駅までは地下鉄で10分です。同志社大学の隣と言えばわかりやすいでしょうか。ちなみに無料で入れます。

鳴くよウグイス平安京なんて言いますが、794年に都が平安京に移ってきたのが御所の始まりです。現在の場所にできたのは1331年。御所は何度か火災にあっており、その都度再建されてきました。現在の建物は1855年に建てられたもので、比較的新しいです。しかし、引き継ぐものを引き継いでいるので、非常に立派なものですね。初めて見たときは圧倒されてしまいました。

写真をたくさん撮ってきたので参観順路に従って紹介していきたいと思います。

宜秋門

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「ぎしゅうもん」と読みます。御所の西側にある門です。

御車寄

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いわゆる玄関にあたるもの。玄関にしては大きいなぁ、いいなぁ。

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ぼやけてしまいましたが、上はこんな感じになっています。

諸大夫の間

先ほどの玄関からつながっているところです。3つの部屋があって、お客さんの身分によって部屋が変わります。上から、虎の間、鶴の間、桜の間です。

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ちょっと見にくいですが、襖に虎が描かれています。

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これは鶴ですね。

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さいごに桜。

新御車寄

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1915年の、大正天皇即位のために新しくつくられた車寄です。

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車寄の隣はこうなっています。右側に見える屋根が紫宸殿ですね。真ん中のは工事中の清涼殿。

紫宸殿

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御所でもっとも重要な建物で、伝統的な儀式はここで行われます。明治、大正、昭和の天皇の即位礼はここで行われました。平成と令和は東京でしたね。京都の人は悲しんでいるかも??

これは本当に美しかったです。画像ではまったく伝わらないと思いますけど、見た瞬間に「おおっ!!」と思わず声が出てしまうほどのものでした。

建礼門

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紫宸殿の真正面にあります。普通は閉じられているのですけども、即位礼などの極めて重要なときだけ開かれます。

かなり大きな門だったので写真に納まりきりませんでした…。とにかく立派な門でしたね。宜秋門もなかなかのものでしたが、こちらはさらに格式を感じさせるものでした。

小御所・御学問所

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小御所。さまざまな儀式で用いられます。紫宸殿でやるようなもの以外の儀式をここでしている、のかな?ちなみに、これも焼失していて、この建物自体は1958年に建てられています。真ん中の何もないところは蹴鞠を楽しむためのスペースです。

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こちらは御学問所。その名の通り、お勉強をするところです。和歌を詠むにもここが使われました。

御池庭

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小御所、御学問所の目の前にあります。これも画像では全然伝わらないと思うのですけども、本当に素晴らしく美しいお庭です。本当に素晴らしいです。是非とも直接行ってほしいです。

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これは御池庭の端っこの方です。この奥は立ち入り禁止なのですけども、ものすごく良さそうな雰囲気が漂っています。

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紅葉が綺麗でした。

御内定

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御池庭の奥にもう一つお庭があります。こちらは御池庭よりもこじんまりとしているのですけども、橋や灯篭、紅葉などがあり、美しいものでした。くどいですけど、画像では本当に伝わらないと思います。視界全体にお庭が広がっているんですが、いいもんですよ。

まとめ

とにかく素晴らしいものでした。個人的には2つのお庭に心を奪われましたね。紫宸殿などの建築物も素晴らしいのですけども、お庭は本当にスゴイです。贅沢な時間と空間でした。

さて、御所は天皇との関係が深いところです。新しい令和の時代になったこともあり、天皇をテレビなどで見る機会も増え、どことなく親しみを感じられるような気がします。あまりどうこう言いたいわけではありませんが、平成では天皇制の議論が多々行われ、テレビに批判者が出てくることも珍しくありませんでした。しかし、今回の令和においては批判は極めて少なく、全体的に天皇制を前提とし、祝う雰囲気があったように感じます。

「令和」という元号からは、天皇という面でもそうですが、別の側面からも宗教性を感じさせるものでした。テレビを見ている限りでは、やはり古い時代が終わって、そして令和という新しい時代が到来する、そういう期待を持っている人が多いことが伺われます。言うまでもないことですが、元号が変わったところで時間の性質が変わるわけではありません。時間は連続しています。人間の都合で区切ることはできないのです。でも、人々は新しい時代への欲求を持っています。宗教学的に言えば、ある種の終末論ではないでしょうか。これが悪いと言いたいのではありません。ただ、現代人にはそういう欲求があるということを自覚的になった方がよいのではないかと思うのです。

御所のお隣には同志社大学があります。この大学はキリスト教系ですね。まったく異なる伝統を持つわけですが、だからこそ日本の価値観を対象化することができると思います。同志社には期待したいところです。