作品の時系列とゲーム機の性能とのギャップ


昔なのに近代的?

ゲーム機は進歩しており、メーカーにもよりますが、だいたい5~6年くらいの間隔で新しいものが発売されています。プレイステーションであれば初代は94年、2は00年、3は06年、4は13年です。基本的に新しいゲーム機は古いゲーム機よりも高性能になっており、特に画質においてそれが顕著です。

また、ソフトに関しては、ゲームの売上が落ちてきていることから、まったく新しいゲームを作るよりも、過去に売れたものの続編が作るほうが確実性が高いです。そのため、ゲーム会社はビッグタイトルを新しいゲームに合わせて発売していく傾向があります。

この2つの要素によって、ある問題が生じることがあります。それがタイトルにも書いている作品の時系列とゲーム機の性能とのギャップです。ストーリー上もっとも古い時代がテーマになっているけど、最新のゲーム機向けで開発するために、近代的に見えてしまうといったことが起こります。

有名どころはファイナルファンタジー7シリーズです。発売順は、ファイナルファンタジー7(1997年、PS初代)、ビフォアクライシス(2004年、携帯電話向け)、アドベントチルドレン(2005年)、ダージュオブケルベロス(2006年、PS2 )、クライシスコア(2007年、PSP)となっています。そして、ストーリーの時系列としては、クライシスコア、ビフォアクライシス、ファイナルファンタジー7、アドベントチルドレン、ダージュオブケルベロスです。

ビフォアクライシスに関しては携帯電話のアプリ向けに開発されているので特殊なところがあるのですが、問題はファイナルファンタジー7とクライシスコアでしょう。ファイナルファンタジー7はPS初代での開発で、これの方が発売が早く、時系列ではクライシスコアの後になります。しかし、クライシスコアはPSPで開発されているので、時系列ではファイナルファンタジー7よりも昔になるのに、画質などから進歩的な印象がともなってしまいます。

新しいゲーム機なのですから新しさを出すのは当然のことではあるのですけども、それゆえに時系列としては過去にあたる作品を作ろうとすれば世界観が壊れかねないという複雑な関係があるのです。

ギャップを埋めるために

単純な方法としては、過去にあたる作品を出さないということがあります。これはファイナルファンタジーのように、名前は同じだけど作品事の関連性はないという出し方は理に適っています(7は一つの挑戦みたいなところがありました)。しかし、一つの物語を深堀するのもそれなりに面白いもので、メタルギアのようなものは大きな成功例でしょう(ちなみにメタルギアにもこのギャップがあります)。

それ以外の方法で手っ取り早いものだとリメイクが考えられます。とりあずギャップが生まれるのは仕方がないと割り切って出してしまい、後に新しいゲーム機でリメイクします。そうすることで表現の幅が広がります。さらに、遊んだことのプレイヤーがリメイクによって再び戻って来てくれるという効果も狙えます。

そう考えれば、ファイナルファンタジー7のリメイクもある意味では必然なのかもしれません。予定ではPS4での発売ですが(もしかしてPS5になっちゃったりすのでしょうか?PS5の発表はありませんがそろそろ出そうな気もします)、PSPで発売されたクライシスコアよりもはるかに綺麗な映像で表現できまし、先進的な印象を出せるはずですから、ギャップも埋めることができます。オリジナルが発売されて20年も経っていますから、リピーターも期待できます。

というわけで、ファイナルファンタジー7が早く発売されたらいいなぁというお話でした。