キラは天才というよりも…?


アニメ版のデスノートを見た感想を簡単に書いておこうと思います。残念ながら原作まで読めておらず、アニメ版しか知りません。原作では詳細まで描かれているのかもしれませんが、とりあえずアニメ版に限った感想です。

キラは何がしたかったのか?

アニメ全話見たんですけども、キラは何がしたかったのかなぁと思うところがたくさんあったように思います。新世界の神が一つのキーワードになっているのはわかるのですが、なんというか、パッとしない感がありました。

基本的には、キラは、報道などを参考にして悪いと思われる人をノートを使って裁いていたと思います。しかし、キラは自分で裁いているつもりだったように思われるのですが、実際には警察が既に捕まえている人でしたし、その後については司法の仕事です。そういう意味ではキラが裁いていたわけではありません。まあ、裁きが行われるまでの時間は短縮されたのかもしれませんが。

キラの裁きに関しても疑問があります。死神による不思議なノートに名前を書くことで対象者を、多少操りながら、死に至らしめることができるようです。これは端的に言って死刑ということになるでしょう。キラは死刑という形で裁いていたわけです。キラが悪いと判断した人は全員死刑になるようです。刑罰を一律化した、と言い換えることができるでしょう。これってどうなんでしょうか?すべての罪を同じにしていいのでしょうか?

そして、他の人の感想でもよくあると思いますけど、冤罪の問題も否定できません。これは原作の方では調整してあるそうなのですが、私はアニメしか見ていないのでわからないんですけど、アニメに関してはそこまで細かい説明はありませんでした。アニメに限って言うならば、やはりテレビの情報だけで有罪と主張するのは困難であり、それなりに吟味しなければなりませんから、報道されたら即有罪、というのはヤバいです。

もう一つ言っておくと、抑止に関して。フィクションに対してこういう言い方はひどいかもしれませんが、刑罰を厳しくしても犯罪率はそれほど変わらないことが学術的に明らかになっています。確かにいろいろな議論はあるのですが、しかしそれにしてもアニメほどあからさまな抑止効果が出るのはちょっと考えにくいのではないでしょうか。

こんな感じでキラの行動には何かと問題があるように思われます。いいところの大学を主席で合格し、その後は警視庁に入っていますが、それほど優秀なのに一体大学で何を学んでいたんだ、と思ってしまいます。

でもデスノートは割と見れる

とまあ、いろいろとひどいことを言いましたが、でも何だかんだでデスノート全話見れました。キラのひどいところ以外にも、ちょっと無理があるでしょ(笑)ってなる場面や、説明が多いところなど気になるところもあったのですが、ああいう情報戦みたいなのは面白いですね。頭を使わなくても見れる情報戦というのはなかなか珍しい気もしますが、デスノートという仕組みが便利なのか、いい雰囲気は出ていたように思います。