トレーディングカードゲームはゲームとして不公平では?

懐かしのトレーディングカードゲーム

教育界のさだまさしこと藤原和博さんが希少性の説明としてポケモンカードのレアカードを例に出していたのですが、それで小学生の時にカードゲームでよく遊んでいたことを思い出しました。

私の場合はポケモンカードではなくてデュエルマスターズカードが流行していました。今記事を書きながら色々と思い出していて懐かしいんですけども、ウルトラレアとかスーパーレアとかあるんですね。

それで若干お金持ちの友達が、ボルメテウス・ホワイト・ドラゴンとかボルバルザークとか、とにかく珍しいカードをツッコんだデッキを組んでくるわけです。レアカードは、最初は綺麗なんですが、後から端の方が曲がってきます。そしたらデッキが分厚くなるんですよ。だから金持ちのデッキは、枚数は同じなのに、なぜかデカく見えるって言う(笑)今思えば品のないデッキだなぁなんて嫉妬したり(笑)いい思い出です。

不公平では?

楽しい思い出はこの程度にしておいて、本題です。トレーディングカードゲーム(以下TCG)はゲームとして不公平なのではないか、という話です。

TCGで遊ぶためにはカードを揃える必要があります。当然ながら、構築済みデッキを除いては、カードを買って開封するまで中身はわかりません。また、レア度があるため、珍しいカードは当たらないことが多いです。なので、レア度の高いカードを入れてデッキを作りたい場合は必然的にお金がかかることになります。早い話が、お金のある人の方が有利になれるということです(もちろん「レアカード=強い」とは限らないんですけども)。

これに関してネットで簡単に調べてみたのですが、そもそもTCGは不公平なゲームであるから問題ない、という意見がありました。TCGはカードを山から引くという運要素があるため、お金以前に根本的に不公平なのだそうです。しかし、これは完全にゲーム性を誤解しています。

ゲームは、勝敗がハッキリとしており、かつお互いに戦略と戦術を考える余地がなくてはなりません。つまり、ゲーム内には不確定要素が必ずあります(逆に不確定要素がなく最適解があるのであれば、それはゲームではなくパズルになります)。

格ゲーでも、相手がどう出るかを読みながら次の手を考えるわけですが、相手の動きは予測するしかないのですから、不確定であるわけです。そして不確定だからこそ考える余地があります。例えば、フェイントをかけてその隙に攻撃を入れよう、というように。

TCGのカードを引くというのも不確定要素ですが、それを見越した上で、どのカードのどれくらいの割合で入れるのかを考えます。デュエルマスターズで言うならば、ドラゴン系のように召喚にマナ数が多いカードを大量に入れると、序盤にモンスターを召喚できなくなってしまいますから、バランスよくコストの低いカードを入れておくわけですね。これは立派な戦略です。

そして問題のお金、レア度ですについて。これがなぜ問題になるのかというと、ゲームの外の要素だからです。ゲームの中の不確定要素は、戦略・戦術を考える余地として機能しますが、外に不確定要素があるのはマズイです。戦略もクソもないからです。だから不公平です。

公平なTCGとは?

なぜTCGはゲーム外に不確定要素を持っているのかというと、結局のところ売れるからです。「レアカード欲しい!!」とか言って、当たるまで買う人がいるからです(スマホゲーのガチャと同じですね)。カードを作る方は営利企業ですから仕方ありません。TCGはゲームとしては面白いのですが、商売との相性は悪いですね。

そこで、公平なTCGというのを勝手に考えてみました。実際のカードではなく電子化して、TCGのソフトなりアプリなりを購入した段階で、全種類のカードを無限枚所有している状態にすればいいのではないでしょうか?レア度という概念はなし。

ソフトやアプリは売り切りで。そして将来的にカードの種類をアップデートで増やしていくのであれば、売り切りではなく月額制にすれば良いかと思います。

トレーディングの要素はまったくなくなっちゃいますけど(笑)でもよくよく考えてみれば、トレーディングというのは商売としてのカードゲームを擁護するための機能に過ぎないのではないか、みたいな気がしないでもないです。

ただ、確かにTCGはコレクションとしての楽しみ方もあるため、これはこれで良いのかもしれませんね。しかし、純粋にTCGをゲームとして捉えると、不公平であり、ゲームとしては破綻していると思います。