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文系大学院は暇?


理系の大学院であれば研究に忙しそうなイメージがありますが、文系の場合は本を読んでいるだけのように思えます。それでは文系の大学院の生活は暇なのでしょうか?

拘束時間は少ない

絶対にこれをしなければならないといったものはたしかに少ないです。まともな拘束時間と言えるものは授業くらいのものでしょう。修士課程では30単位以上の取得が必要です。1つの授業で2単位ですから、だいたい15の授業を取ればよいことになります。これは2年間の春学期と秋学期を合わせてですから、まあ、学部の感覚から比較すると、かなり少ないですね。

ちなみに、私の1年目の1週間の時間割はこんな感じでした。

月曜日:2時間目だけ

火曜日:休み

水曜日:1・3・4時間目

木曜日:2時間目だけ

金曜日:5時間目だけ

そして土日はもちろん休みです。私の場合、取りたい授業が割とバラバラになっていたので1つしか授業がない日が多くなってしまったのですが、うまくやれば授業を集中させることもできます。学校に来るのは1週間のうち2日だけとかもできるかもしれません。

授業時間以外は自分の好きなようにできるので、これを見る限りではかなり暇に思えると思います。

やるべきことは多い

しかし、だからといって授業時間外は何もしていないわけではありません。いろいろとやることがあるのです。

まずは授業の準備です。大学院の場合は、学部で主流だった講義形式の授業はあまりありません。たいてい少人数で行われ、毎回何かしらの発言が求められます。一応は先生が授業を進めてくれるのでゼミほどではありませんが、しかしゼミに近いものがあります。そういうわけですから、授業の前には予習というか準備が必要です。

そして、一番大事なことですけど、研究をすることです。研究は自分で進めていくしかありません。授業に参加していれば完成するなんてことはありえないので、時間を見つけては自分で本を読んだり、あるいはインタビューなどをしたりして研究していきます。文系の場合、理系のような実験はありません。文系とりわけ思想系であればほとんど本にあたるだけで研究ができてしまいます。なので楽に思えるかもしれませんが、先行研究は十分に理解しておかなければなりません。これはかなり時間がかかるので、暇な時間はずっと本を読むくらいになります。

だいたいは、授業、授業の準備、研究の3つが中心になります。しかし、生活のことも考えなければなりません。授業料とか生活費がない場合はバイトなどをする必要があります。さらに、将来のために就活をしたり資格を取得したりする場合はそれにも時間を割かなければなりません。特に就活をするのならば、1年の後半から始める必要があるため、かなり時間を取られます。

このようなことを考えていると、もう時間がありません。かなり忙しいです。

まとめ

効率よくやっていける人であれば余裕が感じられるようにはなるかもしれません。しかし、暇にはならないでしょう。大部分の人は慌ただしい生活になるはずです。

もし社会人をしながら大学院に通うことを考えている人がいるなら、よく考えた方がいいと思います。もちろん社会人をしながら大学院に来ている人はいますが、3年かけて修了したり、勤め先から考慮してもらったりなど、いろいろな工夫をされています。そういうことをしてやっと修了できるものですから、「文系大学院は暇」という世の中の噂や印象を真に受けると大変なことになります。