文学部は就職できない?


「学問としては興味があるんだけど、就職がなさそうだから文学部はちょっと…」という感じで、就職を理由に文学部への入学を避ける人がいるようです。たしかに文学部は就職できないとはよく言われますが、実際のところどうなのでしょうか?

どの学部も就職率はだいたい同じ

私も文学部出身なのですが、特に就活で不利になったことはありません。自慢じゃないですが書類で落ちたことはないですし、いわゆるリク面も経験していますし、内定もいただきました。私の文学部の友達も、宗教系の学科にいたので院進したり実家を継いだりする人もいたのですが、大部分は就職しています。

また、大学の就職課とかキャリアセンターに行くと学部別の就職率を調べることができるのですけども、私の大学の話になりますが、経済学部や法学部などのつぶしが効くと言われるような学部とそれほど大きくは異なりません。たしかにそれらの学部に比べると低いのですけども、でも2~3%くらいだったはずです。むしろ文学部よりも就職率の悪い学部もありました。おそらく、他の大学でも就職率はそれほど変わらないと思います。

それに就職先に関しても、就職人気ランキングに上がるような企業(これが必ずしもいい就職先というわけではありませんが)に就職する人も多いです。別に文学部だからといってそれほど気にする必要はないのではないでしょうか。

なぜ文学部は就職できないと言われるのか

主に2つの理由があるように思われます。1つ目は具体的な職業がイメージできないことです。大学の学びは仕事につながらないと言われるのですが(私はむしろそうあるべきと思っているのですけど)、実は仕事と結びつきすぎているという考え方もあります。たとえば、経営学部や経済学部は仕事全般、商学部は会計、法学部は法曹、教育学部は教師、心理学部はカウンセラー、スポーツ学部は選手やコーチ、工学部はエンジニア、農学部は農業、薬学部は薬剤師、医学部は医者、というようにです。もちろん、これほど綺麗にはいきませんけども、学部からある程度の職業をイメージすることはできます。それに対して文学部は具体的なイメージがありません。「文学部って将来は小説でも書くの?」なんて言われてしまうかもしれませんね。

2つ目は、これは私の想像でしかないのですけども、文学部生自らが言っている気がします。私が学生をしていたときの体感では、他の学部の人から「文学部って就職先あるの?」みたいなことを聞かれることはほとんどなくて、むしろ文学部生自身が「文学部だから就職ないよね~」みたいに言うことの方が多かったです。もしかすると予防線を張っているのかもしれません。つまり、学部に関係なく、就活をするということに漠然とした不安があって、もし万が一就職できなかった場合の言い訳として「文学部だから」と言っているような気がするのです。いや、わかりません。でもそんな気がします。

まとめ

いろいろと書きましたが、要は文学部でも他の学部と同程度の就職先があります。正直なところ、多くの企業は大卒という部分しか見ていなくて、何を学んだのかということについてはあまり吟味していません。つまり学部と就職先はほとんど関係がないので、文学部であっても何ら問題はないです。もちろん、理系を募集している企業に文学部生が突撃するなんてことは無謀ですが、そういうことを除けばそれほど気にする必要はないでしょう。