仏教系大学の偏差値ランキング



仏教系大学一覧

まずは仏教系大学の一覧ですが、けっこうな数がありますので、ウィキペディアを閲覧するのが手っ取り早いです。ここには書きません。

仏教系大学 - Wikipedia

仏教系大学の偏差値

偏差値といっても変わるので何とも言えませんが、だいたい50~55くらいあるのが、駒澤大学、龍谷大学、京都女子大学、佛教大学あたりです。他の大学はほとんどが40代です。

ちなみに駒澤大学、龍谷大学のような大学でも、仏教系の学部学科に関しては、偏差値40代になります。

なので、仏教学部・学科で言えば、どこもそんなに変わりません。

仏教系大学のランキングに思うこと

私がいつもくだらないことばかり書いているので仕方がないのですが、このブログに「仏教系大学 偏差値 ランキング」というようなワードでアクセスする人が割といます。

それを知って何になるのか、非常に疑問です。実際のところ、どういう人がそういう検索をしているのかはわからないので、色々と事情があってのことなのかもしれませんが、少なくとも受験生が偏差値を気にしているのであれば残念に思います。

前にも書いたんですが、大学で何をしたいのか、また行きたい大学でそれができるのかを考えないといけません。数字ばかり見てても何にもならないですし、数字だけで大学を判断するのは、大学を単純化し過ぎています。特に、仏教であれば宗派も多様ですし、大学ごとに学べることもまったく異なるのですから、そういうところをみて判断しないといけません。

偏差値のような客観的な数字を持ち出さないと何がよくて何が悪いのかを判断できなのは、非常に虚しいことだと思います。自分なりの価値基準がないのはあまり良い傾向ではないように思います。

そんなに偏差値が気になるなら、東大京大に行きましょう。仏教系の大学ではないですが、仏教学は専攻できます。仏教について幅広く学べるので失敗はないのではないでしょうか。

(そういえば、東大で思い出したのですが、龍谷大学はよく「仏教界の東大」と言われます。これは誰が言い始めたのでしょうか。龍大の人が言ったのなら悲しいですね、自分から負けを認めてるようなものですから)

ついでに大学が抱える問題について

しかし、大学の生き残りという点では大変な問題なのでしょう。今、「仏教学部」という名前はほとんどありません。この原因は非常に単純な話で、「仏教学部」という名前だと学生が集まらないからです。だからこそ、文学部の中に仏教学科を作ったりしているわけです。

日本の大学は高校卒業と同時にそのまま大学(学部)に行きますから、高校生の段階で仏教に興味を持つというのは非常に難しいと思われます。なので大部分の高校生は、何を専攻すればいいのかわからないために、将来的に使えそうな気がする経済や法、あるいは語学系の学部学科を目指すか、単に偏差値の高い大学に行くか、ということになるのでしょう。

こんなことを言ったら失礼かもしれませんが、どうも私の目には、偏差値を狙って仏教学部・学科を目指す人が少なくないように思われます。つまり、そんなに勉強はできないけども、最低限、日東駒専・産近甲龍レベルの大学には行っておきたいから、偏差値の低い、「穴場」とも言える仏教学部・学科を狙うというような感じです。そして、ついでに言うならば、大学全体としては偏差値は低いが、「仏教系大学」というカテゴリを作ることで、その中での優位性を誇ることができるというわけです。だからこそ「仏教界の東大」なんて言葉も出てくるのでしょう。

ある意味では、総合大学において、仏教学部・学科は、それなりの集客効果(大学にとって大部分の学部生はお客様です)があるのかもしれません。とはいえ、総合大学といっても、やはり駒澤大学や龍谷大学といったそれなりに有名なところにはなるでしょう。仏教系大学として出発していても、マイナーな大学では、そもそも仏教学部・学科を持っていないこともあるほどです。建学の精神としては残っていますが、例えば、文化人類学部のようなところで部分的に仏教を教えるという形になっているようです。

もちろん、本当に仏教に興味があって仏教学を専攻する人はいます。しかし、そうであるならば、「偏差値」というわけのわからない概念、一神教的に言えば偶像崇拝は嫌うでしょう(嫌うのも煩悩なのでこだわらないといったところでしょうか)。

一度社会人を経験した人が学部に入る、という習慣が出来上がれば、仏教学部として残ることもできそうに思うんですが、現実はそう簡単にはいきません。大方の日本人にとって、大学は、社会の役に立つべきものであり、しょせんは就職予備校のようなものとして認識されています。(花園大学が高齢者を対象に学費の割引を行うようで(100歳は学費が無料らしい)、それに対する批判もあるようなのですが、こういう状況では仕方がないと思います、というか私はアリだと思います)

こんなことを言ったらアレかもしれませんが、もともとは仏教系の学部しかなかったのが、後に総合大学になったのは、ある意味では必然だと思います。最近では教育困難大学なんて言葉もありますし、中には、大卒の大人が「文系なんかなくしてしまえ」と言うこともあるようです。世界で初めて工学部を作った東大が大学のモデルと考えられているのでは仕方がないとも言えますが、さすがに物事を単純化しすぎでしょう。

なんか、何が言いたいのかよくわからなくなってきましたが、とにかく、日本の大学と日本人の大学に対する認識はおかしいのではないかと思います。そして、それは、仏教系大学の偏差値ランキングというものに端的に表れているのではないかと思うのです。