顎変形症の治療を短期間で終わらせるには?

通常数年はかかる

顎変形症の治療期間は長くなりがちです。私も経験したことがあるのですが、治療を始めたのが高校3年の秋で、実際に手術を行ったのが大学2年の夏でした。そのため約2年半かかっていることになります。

歯並びや顎の状態などによって治療期間は変わるものの、私の場合はこれでも予定よりかなり早く終わったほうで、あまりの早さに医者が「こんな綺麗に治療が進むのは珍しい」と喜んでいたほどです。そのため、私以上に治療期間を必要とする人もいるでしょう。

ちなみに、手術が終わっても、手術による顔の腫れが引くのに約2か月、開口訓練、チタンプレートの除去手術、歯列矯正のリテーナーなどがあります。定期検査やリテーナーの使用はずっと続けることが推奨されているのですが、それを除いた普通の治療が完全に終わったのは、私の場合、大学4年でした。

こんな感じで長いです。治療を短期間で終わらせることはできないのでしょうか?

一応は可能

歯科や口腔外科で行う治療よりも大幅に短い期間で行える手術は一応あります。それは美容外科での手術つまり、整形です。必要な期間は一概には言えないのですが、治療よりも短いのは間違いないでしょう。

しかし、整形にはデメリットもあります。大きく3つ挙げることができます。まずはお金です。やはり整形は高額になりがちですし、当然ながら保険も適用されません。

次に見た目です。整形なのだから見た目はいいだろうと思いがちですが、無理やり骨を整えるような形になるため、やや不自然になる可能性があります。歯科や口腔外科の治療では本来の姿に戻すため、自然な容姿になります。

最後に、これが一番大きいでしょうが、健康面です。長期的に見ると、整形の場合は歯が早く抜け落ちたり、噛み合わせが悪くなってしまったりする可能性が高いです。この点においては歯科や口腔外科の治療には絶対に勝てないでしょう。

普通に治療するのがいい

私を担当してくれていた専門医が言っていたのですが、整形は確かに短期間で行えるけど、その他の点に関しては普通に治療しているほうがはるかに良い、とのことでした。ちなみに、症状がひどい場合は美容外科で受け付けてはもらえず、歯科や口腔外科を紹介されるそうです。

治療が長引くのはつらいものがありますが、とにかく短期間で終わらせなければならないという特殊な事情がない限りは普通に治療しているほうがいいと思われます。治療者の多くは中学や高校で歯列矯正を始め、大学の長期休暇に手術をしますが、これが一番合理的かもしれません。

社会人である場合は周囲に話をして理解を求めるのが良いでしょう。治療期間のほとんどは歯列矯正だけであり、仕事にも支障は出にくいです。手術による入院期間は人や病院にもよりますがだいたい10日ほど。術後2か月ほどは顔がおたふくかぜのようにパンパンに腫れ、堅いものや刺激物は食べられない、口が開かない、激しい運動はできないなど制限があるのですが、事務仕事などはできるでしょう。事前に担当医から治療プランを聞き、早い段階で人事と相談しておくことが大切です。