光の魔術師フェルメールの作品集

ヨハネス・フェルメール

フェルメールはオランダ、バロック期に活躍した画家です。日本でも好きな人が多いですね。

そんなフェルメールなのですが、知名度の割には資料が少なく、詳細なことは分かっていません。意外と謎の多い画家なのです。

作品の特徴としては、写実性、空間構成、光の表現といったものが挙げられます。

フェルメールの作品

『牛乳を注ぐ女』

f:id:k024:20170801193257j:plain

この作品は非常に有名ですね。女性が容器に牛乳を注ぐ、というそれだけの作品です。当時の作品としてはキリスト教に関するものが多かったため、日常を切り取ったかのような作品は珍しかったようです。

スゴイのはやっぱり光の反射を巧みに捉えている点です。ポワンティエ技法(点綴法)というのですが、白や明るめの色を点で乗せていきます。本作では全体的に使われていますが、特にパンの部分に多く使われています。パンを拡大してみるとよく分かりますよ。

『デルフトの眺望』

f:id:k024:20170801193955j:plain

フェルメールの作品は、室内にいる女性を描いたものが多いのですが、風景画も描いています。本作は数少ないフェルメールの風景画ですね。

描かれているのはフェルメールの生まれ故郷であるデルフトという街で、オランダにあります(当時はネーデルラント連邦共和国)。

写実性の高さがよく分かりますね。遠くから見たら写真にしか見えません。水面に反射する光と建物の影がすごくリアルです。

『青衣の女』

f:id:k024:20170801194349j:plain

青い服を着た女性が手紙を読んでいる、という作品なのですが、何というか不思議な印象を受ける作品ですね。異常なまでにシンプルな構図になってますが、光が部屋を明るく照らして、でも手紙を読む女性の顔はどことなく暗い表情をしているようにも感じられます。

個人的にはよくわからない作品なのですが、好きっていう人が多く、絵画を研究している人からも高い評価を得ているようです。

『真珠を量る』

f:id:k024:20170801194811j:plain

女性が天秤を持っていて、その後ろには「最後の審判」を描いたのであろう絵画が飾ってあります。何を伝えようとしたのでしょう、まったく分かりませんね(笑)研究者の間でも解釈がかなり別れているようです。

でも独特の不思議な雰囲気にどことなく惹きつけられるような感じがします。女性の微笑みが美しい。

『真珠の耳飾りの少女』

f:id:k024:20170801195257j:plain

フェルメールといえばやっぱりこれですよね!美しい!!

背景を真っ黒にすることで、女性が浮かび上がっているように見える工夫がなされています。黒の中に鮮やかな青があると惹きつけられますね、自然と目が行ってしまいます。

そしてこの女性の仕草ですよね、振り向いたところの一瞬を描いたのでしょうけども、それがまたいい効果を出しています。これだけで妄想が…。

気になるのがモデルですけども、残念ながら分かっていません。でもこれは分からない方がいいのかも?

『絵画芸術』

f:id:k024:20170801195748j:plain

トランペットと本を持つ女性と、それを描く画家の後ろ姿が描かれています。諸説ありますが、この後ろ姿の画家はフェルメール自身だとする説は有名ですね。

『天文学者』

f:id:k024:20170801200020j:plain

女性ではなく男性が描かれているフェルメールにしては珍しい作品。光の表現がいいですね、窓から差し込む光が部屋を包んでいるかのようです。

この作品を見るために六本木の国立新美術館で開かれたルーヴル美術館展に行ったんですけども、人が多過ぎて全く見れませんでした。残念です…。

『ヴァージナルの前に座る女性』

f:id:k024:20170801200441j:plain

フェルメール晩年の作品です。他の作品と比べてみると、描き方がかなり変化しているのが分かりますね。

美術界の問題児?カラヴァッジョとその作品