印象派を超えてる?イギリスの天才画家ターナーとその代表作

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ウィリアム・ターナー

ターナーはイギリスを代表するロマン主義の画家です。14歳でロイヤル・アカデミー附属美術学校に入学し、24歳でロイヤルアカデミー準会員、27歳で正会員、32歳で教授になるという天才です。

ターナーの最大の特徴は、光を巧みに表現した幻想的な風景画です。また、その光の表現は後の印象派となる画家たちに多大な影響を与えました。

ターナー(イギリス)は1775-1851年の人なのですが、印象派(フランス)が誕生したのは19世紀後半で、しかも誕生した当時はものすごいバッシングを受けています。

これほどの差がついたのは、やはりイギリスとフランスの絵画の発達にあると思われます。フランスでは新古典主義というアカデミズムを重視した絵画が支配的だったのに対し、イギリスではアカデミズムを重視する流れもあったとはいえ、それほど浸透してはいませんでした。

ターナーの代表作

『海の漁師たち』

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これはターナーが22歳の時の作品です。もともとターナーは水彩画から入ったのですが、水彩画はなんだったんだ、ってくらいに大きく表現を変えています。黒が基本になっていて、そこに月の光があり、それが漁師たちを照らしているという、素晴らしい作品です。

『夕暮れの星』

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テムズ川で漁を終えた少年が歩いているところを描いています。スマホでは分かりにくいかもしれませんが、少年の足元に犬が飛び跳ねてじゃれているのですが、かわいいですねぇ(*´ω`*)

この作品はものすごいシンプルな構成になっているのですが、そこに独特の美しさがあります。少年の後ろには、雲に隠れて僅かに漏れている夕日の光が見えていますが、夜への移り変わりというか、静けさというか、そういうのを感じさせます。

個人的にターナーの作品の中では一番好きですね。

『ノラム城 日の出』

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これは印象派のモネに大きな影響を与えた作品として有名です。モネは『印象 日の出』という作品を描いているのですが、それが本作からの影響を受けています。ちなみにモネの『印象 日の出』がきっかけで「印象派」という名前が生まれました。ターナーのこの作品がなかったら印象派は生まれてなかったかも??

『解体されるために最後の停泊地に曳かれてゆく戦艦テメレール号』

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これはロマン主義の典型的な作品ともいえるものです。左の船、当然人間によって作られたものなんですけども、その右側には輝かしい光を放つ太陽があります。つまり人間は自然に比べたらちっぽけなんだよ、って感じです。

『雨、蒸気、速度 グレート・ウェスタン鉄道』

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こちらはターナーの最高傑作と言われることもある作品。鉄道のスピードや、空気中の水分といったものを巧みに表現しています。印象派のモネも本作から強い影響を受けました。

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