nancolu

一般人の個人ブログです

『たそがれたかこ(1)』を読んだ感想

感想

Googleプレイで無料だったので読んでみました。45歳更年期?のおばちゃんの何気ない日常のお話でした。

東京の日本橋浜町が出てくるんですけども、私は以前そこに住んでいたんですね。なので知っているところがちょこちょこ出てきて面白かったです。夜の隅田川テラスね、分かる(笑)あこはすごく良い!

歩いて3分くらいのところに隅田川テラスがあったんですが、よく行きましたね。雨が降ってたりよほど仕事に疲れてない時以外は毎日行ってたんじゃないかな?仕事終わったら清洲橋を渡って煉瓦亭で晩飯食べて(たまーに森下の山利喜まで行きました)、それでまた引き返して清洲橋から永代橋までずーっと歩くんですね。これが最高だった。

おばちゃんは夜中に隅田川テラスに出て飲んでたんですが、さすがに私は飲んだことはないけども、ファミマでテキトーになんか買って、階段のところに座ってボーっと過ごすのがたまらんのよね(夏にこれをすると虫で大変なことになるので気をつけてください)。マジで最高だぜ、これ。

あと元祖カレーパンね。分かる(笑)うまいのよ。「ああ、これがカレーパンか!今までのカレーパンは何だったんだ…」という衝撃ですよね、初めて食べた時の感動。他にも、あの周辺は食べ物が本当に美味しいですね。バカは銀座に行けば美味いものが食えるとか思ってるようだけども、こっちの方が遥かにうまいし、しかも安い(もちろん銀座にも良いお店はありますけどもね)。だいたい高い物は上手いという発想がダメなんですよ。

余計なことも言いましたが、そんな感じで、割と楽しめました。ただおばちゃんのその日常生活は割と暗いので、万人受けする作品ではないですね、間違いなく。しかし…。

売れているマンガが良いマンガとは限らない

最後の「親愛なるあなたさまへ」っていうあとがきみたいなやつはすごく良かったです。いや、まあ私の考えていることとはちょっとニュアンスが違うのかもしれませんけども。

確かに大勢の人に読んでもらうのはいいことなのでしょうけども、しかし大勢の人に読まれるマンガが良いマンガとは限らないわけですよ。大衆迎合といいますか。

例えば、モーツァルトの音楽を聴くことと、テレビでバラエティー番組を見てゲラゲラ笑うのとでは、多くの人はモーツァルトの方が質は高いと考えるだろうと思います。しかし実際にやるのはモーツァルトではなくバラエティー番組でしょう。分かっていてもそうなるわけです。

もっと言えば、大部分の人間にとっては、物の良し悪しというのは判断できません。モーツァルトだったら分からなくても「なんかスゴイ」というのがありますが、多くの場合は予備知識がなければまったく判断できません。だから良いものが売れるのではなくて、大衆にとって都合の良い物が売れるわけです。

多くの人は市場は生産者が支配していると考えます。しかし実際は消費者が支配します。なぜなら売れないものを生産しても生産者の利益にならないからです。結果的に生産者は消費者に合わせるわけですね。そして先ほども書いたように、消費者はモノの良し悪しを判断できませんから、市場に出回る商品はいつまでも成長しない。

消費者の意識が変わらなければ、これはどうしようもありません。マンガも似たり寄ったりのが多いですからね、「マンガはくだらない」と言われても仕方のないことですよ。

そんな中でこういう作品を描こうと思えるのはスゴイことだと思います。まさに「ロック」ですよ。面白い、面白くないといった評価は置いといて、自分のやりたいことを実際にやる人がどんどん出てくればいいなと思います。

最後にちょっとアレなんですが、

この増税の時期に「たそがれたかこ」を買って下さりありがとうございます。

すみません、無料で読みました…。Googleプレイで無料で読みました…。まあ、読むためには無料でも購入手続きをしなければならないため、確かに「買った」ということはできるんですけども、無料でした、すみません。これって無料でも作者さんにお金入るんですかね?どうなのかなぁ(´;ω;`)