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大衆性って学術的なしっかりとした研究があるんですね

大衆

「大衆=バカ」みたいなことは簡単には言えませんけども、確かにそう言いたくもなる特徴を持っているところがあって、それに関する書籍としては、適菜収さんの『日本をダメにしたB層の研究』なんかが有名であろうと思います。この本はB層(IQが比較的低くく、構造改革に賛成する人たちのこと)について痛烈に批判しているんですけども、大衆の愚かさ、というか、そういうのが面白おかしく書かれています。

ただこの本は、「なるほど」と思えるところもあるんですけども、B層批判の本ではあるのですが、結果的にB層向けの本になってしまっているんですね。意図的にやっているならそれはそれで面白いんですけども、この本を読んで影響され、「B層はクズだよね(笑)」と言うようになったらまさしくそれがB層って感じの、非常に皮肉が効いています。

ニーチェやオルテガなどの人物を引用しているため、昔から大衆を批判していた人はいたんだなぁ、程度には思っていたのですが(ここでしっかりと調べるべきでしたね)、最初に大衆について批判をしている本に触れたのがこれだったことと、本の体裁がそういうのであったことから、まさか本格的に大衆の危険性についての研究が行われているものだとは知りませんでした。

大衆に関する研究

大衆が政治とか色々なところに与える影響についてしっかりと研究しているのがあって、例えばこれとかですね。

THE REVOLT OF THE MASSES AGAINST GOVERNMENT

個人が持つ大衆性というのを測定できるというのがすごいなと思いました。そんなことができるのか!みたいな驚きがありました(ただ、その測定方法がちょっと簡単すぎないか?とも思ったんですけども)。

それから大衆性を持つ人が具体的にどのような形で社会に影響を与えるのかについても書いてあって、なかなか面白いです。こんなことを言ったら色んなところに失礼があるような気がしないでもないですが、適菜さんの本よりも、ある意味で笑えてしまいました。いや笑っている場合じゃないんですけども。

藤井聡さんと羽鳥剛史さんの共著で『大衆社会の処方箋―実学としての社会哲学』という本もあるとのことなので一度読んでみたいと思います。

私の中の大衆性

このブログでは散々に大衆の悪いところを書いていたりもするんですが、その私自身にも大衆性があるのは間違いないと思います。論文の中で大衆性を調べるための質問項目が紹介してあったんですが、いくつか私も当てはまるところがありました。これは改善しないといけません…。

いやでもこれでも多少はマシにはなったと思うんですけどもね。今私は25歳なんですけども、大学生の時はひどかったですからね。自己閉鎖性と傲慢性の2つがポイントとなるようなんですけども、大学生の時はまさに当てはまっていましたから。

正直なところ、上の世代だって大衆性を大いに持っているわけですから、私はその影響をモロに受けているわけで、そういう意味では私は被害者では??とか思ったりしないでもないのですが、これこそまさに自己閉鎖・傲慢なのであって、いや~根深いな(笑)

こっちの論文「内村鑑三『代表的日本人』の通読による大衆性低減効果に関する実験報告」では本を読んだら改善されるよ、ということなので、しっかりと本を読みたいと思います。