出版社勤務・新聞記者・テレビ記者の人たちと話した感想

出版社に勤務している人と新聞記者をしている人とテレビ記者と、たまたま話す機会があったのですが、その話した感想です。話した、というか愚痴を聞いたと言った方がいいかもしれませんけども(笑)でも、色々教えてくださったんですが、私が思ったことをテキトーに書いてみたいと思います(「ブログには好きに書いといて」とのことで許可ももらってます)。

マスコミと広告は別

個人的に一番驚いたのがこれです。私の中では大きな発見でした。テレビとか新聞とか雑誌とか、何でもいいんですけど、見ていたら「えぇ…?」みたいな広告をたびたび目にするので、私の中ではくだらないことをやってるなぁと思っていました。それでマスコミは正直なところ嫌いなんですが、実際に働いている人曰く「いやいや、広告と一緒にしないでよ」ということで、なるほど別物なのか、と気付きました。

「マスコミ」という表現が紛らわしいのかもしれないですね。とりあえず簡単にウィキペディアを見てみても、

マスコミュニケーションの略称
マスメディア - マスコミュニケーションで使われる媒体(メディア)
報道機関 - マスコミュニケーションで情報の発信側となる機関
報道 - 出来事を取材し、マスメディアで公表する行為
マスゴミ - マスメディアに用いられる蔑称(俗語・スラング)

が出てきます。最後の「マスゴミ」はちょっと異質ですが、これらを「マスコミ」の一言で括ってしまえば、確かに変なことになりそうです。

それで広告との関係性には悩んでいらっしゃるようで、どこも考えてることは一緒なんだなぁと思いました。つまり、良い物を提供しても興味を持つ人は少ないわけですよ。良い物というのは難解になりがちなので理解できる人が少ないんですよね。

ニュースよりもバラエティ番組の方が面白いと感じる人は多いだろうし、学術書読むよりはマンガ読んでる方が楽しいわけです。別にバラエティやマンガがダメだと言いたいわけではないんですが、必ずしも有益なものが受け入れられるわけではないということです。だから良い物を出したいと思っていても、それが売れないのであれば出せません。だって利益が出ないなら会社が倒れてしまいます。利益を出すためには「くだらないもの」を出さざるを得ません。

この文脈でこれを出したら誤解があるかもしれないけども。京大のYouTubeチャンネルに渡辺謙さんの講義動画があるんですが、見てから時間が経っているので内容があやふやになっているんですけども、渡辺謙さんもプロモーションとかマーケティングといったところを考えることが多いそうです。極端な話、売れる映画を作るんだったら、テレビドラマの延長で作って広告をバカみたいにバンバン出せば売れるんですよ。

でも映画を作るんだったらちゃんと伝えたいものを伝えたいのであって、そうなると、ちょっとしんみりしたような作品も出てくるわけです。しんみりした映画が万人受けするわけがないのであって。となると広告が過剰になったりとかね。そこで渡辺謙さんは、立派な絵画は立派な額縁を入れるように、立派な映画はそれなりの額縁が必要で、そこに広告が必要になる、みたいなことを言っていたような気がします、ちょっと曖昧ですけど。

渡辺謙さんのように、伝えたいものと広告の関係性を上手く作ることができればいいのですが、全部が全部うまいこと行くなんてことはありません。やはりどこかで折れる必要が出てくるでしょうし、そして早い話が、ウケる広告というもののターゲットはいわゆる「バカ」(マーケティングでは「B層」ということがあります)になります。これには色々反発があるでしょうが、こうならざるをえない側面は確かにあります。

(関係ないけど『雲のように風のように』はウィキペディア曰く「本編放送中はCMを入れない」形式だったらしい。すごい。当時まだ私は生まれてないけど、こういうができたんですね)

労働時間がすごい

終電で帰って、1時に晩御飯食べて、朝6時とか7時とかには出社とかわけのわからないことを聞きました。みんながみんなそうというわけではないと思いたいところですが、うーん、すごいなぁ。

最近ニュースで過労死問題が話題になるので、ある程度は容易に想像することができますが、しかしテレビではなく実際に話を聞くと、改めてというか、生々しさがあり、同時に「本当にそんなのあるんだ」とも思いました。ニュースでも聞くので分かっていたつもりだったんですが、実際に聞くと何か違う印象がありますね。

こんなことを言ったら失礼かもしれないですけど、そんないうほど年収高いわけでもないですもんね。いや確かに他の業界と比べれば平均年収はかなり高いでしょうし、生活に困ることもないだろうとは思いますが、仕事内容で考えるとそこまででもないと思うんです。そうでもないか?

ちなみに私は年収めっちゃ低いんですよ。前は会社に勤めてたんですが、1日のほとんどを仕事に充ててお金もらっても、そんなお金使うわけでもないのにそこまでして働く必要あるか?と思って自営業になって、今は労働時間はかなり短いんです。それを言ったら「その働き方は無理だなぁ~(笑)」とか言われて「ああ、そうですかぁー(´・ω・`)」みたいに返したんですが、この辺は価値観の問題なのかなぁ(いやでも極めてまともな考えだと思います)。みなさんは、ここまでして働くのは使命感だ、と言ってましたし、働き方は人それぞれあるんだなぁ、と感じました。そういう意味では自分のことしか考えてない私はクズですね、すみません…。今一度働き方を考えた方がいいのかもなぁ、いろんな意見が欲しいですね。

しかし知名度が高いからといって大企業に行くもんじゃないな、とは思いました。何となく就活生を見ていると「大企業に行けば生活は大丈夫だ」みたいに思っている人が多い印象があるんですが、組織の安定と個人の安定はまた別の話です。それに大企業に安定志向の人が集まるのならば、将来的にその組織はダメになるだろうとも思います。マスコミは知りませんが、大企業の粉飾決算とか統廃合とかも最近多いですし、昔に入社した人達の「安泰」という信仰が今の出来事につながっているのではないか、と感じます。「大企業=安泰」という発想はちょっと危ない気がします。自分なりの信念とかやりたいことがあって、それが大企業でしかできない、とかなら全然いいと思うんですけどね。

女性は働きにくい

男性中心の業界だ、みたいなことを話していらっしゃいました。具体的なことは書きませんけども色々あるようです。

そういうことを聞いたら、記者とはまったく仕事内容や環境は異なるんですけども、前に話題になったNHK山形のお天気キャスターが泣いてしまった件の裏にも何かあるんじゃないかなぁ、って疑っちゃいますよね。

そしてこんなくだらないことを気にする人間がいるからこそ、芸能ニュースのようなどうでもいいものを出さないといけなくなるんですけどね(笑)芸能人の不倫とか訳の分からないネタとか、そんな情報仕入れて一体自分に何の関係があるのかと疑問に感じるわけですが、そういうのを気になる人もいるのであって。

このブログは「はてなブログ」を使っていて、たまに「アドセンスとかアフィリエイトをやって一発当てよう」みたいな記事を見かけるんですが、稼ぎたいんだったら芸能ネタはいいですよ(でも最近はいわゆるトレンドアフィリエイトは頭打ちなのかな?)。アナリティクスで解析すればあからさまなデータが得られると思います。まともに書いた記事は読まれないでしょうから、このギャップに悩む人は多いんじゃないかな。

話それましたが、女性が働きにくい環境らしいです。確かに性別によっては向き不向きがあることもあるでしょうけども、聞いた話の中にはひどいものもあったように思います。なんでもかんでも性別を無視しようというのはどうかと思いますが、あからさまに不利な状況というのは改善すべきだと思います。