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お正月のテレビ番組はつまらないのか

正月のテレビは面白くない?

正月のテレビ番組は面白くない、つまらない、とはよく言われることです。はたして本当にそうなのか。

個人的には、たぶんおそらく、正月のテレビが面白く感じられない人は大衆性が高いような気がします。正月のテレビは視聴者の層が変わります。正月という特殊性から番組が変わることもあるはずですが、普段あまりテレビを見ない層(大衆性の低い人)もテレビを見ることになるため、いつも通りの大衆性の高い番組を放送すると視聴率が低下する可能性があります。

例えば、正月のテレビ番組にはお笑いが多いですが、そのお笑いというのは漫才であって、普段放送されているバラエティとはまた異なります。漫才というのは芸人(お笑い芸人)が本来行う芸であり、また芸を理解するためには見る方にもある程度の知識や作法を求められます。普段のバラエティを好む人にとって漫才のような本来の芸はつまらないものとして認識されてしまう可能性があると思います。

あと具体的な番組を出すならば、芸能人格付けチェック。これは芸能人がどれだけ教養や品格を持ち合わせているのかを競う番組だと思いますが、これは大衆性の低い人が見ることを考えれば、それなりの妥当性があるように思います。また視聴者は大衆性の低い人だけでなく大衆性の高い人もいるわけですから、大衆性の低い人は点数の高い芸能人に共感し、大衆性の高い人は点数の低い芸能人に共感することができます。

それから恒例の駅伝は大衆性の低い人が見る傾向にあります。ただ人が走っているだけの番組は大衆性の高い人にとっては味気ないように感じられるだろうと思います。スポーツで言えば筋肉番付も正月ならでは、って感じかもしれません。やっていることは非常に高度なことです。これを普段のバラエティでやってしまうと、「俺とは違う世界の人間だなぁ」となってしまい、共感が得られません。普段の番組に求められているのは、スゴイことをする人ではなく、一般人代表だからです。ただ筋肉番付の場合は、やっていることは高度だけども、大衆性の高い人も楽しめるように、かなり味付けがなされています(実況やスタジオの派手さなど)。

NHKはドキュメンタリーとかクラシック音楽などのような、真面目な印象を受けやすい番組が多いですね。

まとめると、正月のテレビ番組が面白くないのは、普段の大衆性を刺激するような番組に日常的に触れている層が、大衆性の低い人向けの番組に触れることで違和感を感じ、それが面白くないという形で表現されるのだと思います。

たぶん番組を作る方は、普段よりも(普段でも十分多様なのですが正月はそれ以上に)多様な層に合った番組を作るためにかなり工夫を凝らしていると思います。正月になると毎年「テレビがつまらん」という声がどこからともなく聞こえてきますが、大衆を先導しているテレビ局がそんな愚かなことはしないでしょうし、結果的にはこの形が何だかんだで安定的に視聴率を取れるのだろうと想像します。

とまあここまで言いたい放題書いてきたのですが、確かに正月のテレビはどこか独特なものがありますね。若手芸人が暴れているだけの変な番組も確かにちょこちょこありますし。もしかすると大衆性の低い人向けに作られた番組が普段よりも多くなるがために、騒いでいるだけの若手芸人が悪目立ちしているのかもしれません。若手芸人の方も正月ということで気合いが入っているのかも?でもその気合いのおかげでつまらなくなってるんだったら、なんか、なんだかなぁ…。