某公開シンポジウムの感想

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某公開シンポジウムの感想

8年前(現2017年)の公開シンポジウムなんですけども、YouTubeで見て書きたくなったので書いてみます。ちなみに動画は大学の公式チャンネルから出ているものなので全然大丈夫なのですが、あえてタイトルは伏せておこうと思います、個人攻撃って解釈されたらイヤですし(そんなつもりはないんですけどもね)。

質疑応答なんですけども、最後の最後にすごく的外れの質問が出て、登壇者が「この発表内容でその質問はないでしょ」みたいな感じでややキレている場面がありました。個人的にその登壇者はあまり好きではないのですが、これに関しては全くその通りだな、と感じました。

質問自体は、質問単体で考えると大切な感じの質問なのですが、プレゼンとか質疑応答の議論の文脈と全く関係がないものだったので、さすがに失礼だろと。これは議論のマナーだと思うんですけども。

この質疑応答の際に言葉があったかどうか覚えていませんが、よく「なんでも構わないので質問してくださいね」ってありますけども、実際に無条件に何でもいいのかというとそんなことは決してないのであって。

登壇者は質問に対して一応は答えようとして、その後に、そういう質問が出てくる裏側の問題点というかそういう形に発展させていたんですけども、議論において質問には必ず答えなければならないことはありませんから、あの場合は無視するのも1つの態度だと思います。まあ、あの場で無視したら空気は悪くなるでしょうけども…。

それで結局、最後は本の愚痴みたいになっていたんですが、真剣に本書いても全く売れないのに、マスコミがよく使うようなワードをテキトーにタイトルに入れれば売れるっていう。

これは、言いたいことは分かるけども仕方がないような気がしないでもないです。専門家が真剣に書いたら、その本は質は高いかもしれませんけども、難解になりがちですから、そうなると素人や大衆には難しすぎて理解できませんし。

でも理解しようとしない方も、どうなのかな、という気はします。理解できなくても理解しようとする態度くらいはあってもいいと思うんですよね。素人がいきなり専門的な学術論文を読むとかはさすがに無理でしょうけども、でもその周辺に関する概念について簡単に調べてみたりとか、そういうのはできると思うんです。

だから認識の差に絶望するというのも分からないでもないかな。何となくですけども、理解できない自分が悪いのではなく、難しく書く方が悪い、みたいな考え方があるように感じます。いや、確かに理解できないことが仕方がないこともあるでしょうけども、そういう意味ではなくて、「私は馬鹿だから勉強しなくていいや」というような本願ぼこりに見えるというか。

無学だから勉強しようと思えると思うんです。ある医者は「人間のことなんか全然わからない、だからこそ私たち医者は常に勉強し続けなければならないんです」って仰ってたんですけども、全くその通りだと思います。

もちろん人にはそれぞれ専門とする分野があって、それ以外の分野は全くの素人、というのが当たり前だと思いますし、専門分野を高めるのに必死で余裕がない、ということもあると思うんですけども、自分が専門分野に真剣に取り組んでいるのと同じように、他人もその人なりの専門分野に真剣に取り組んでいるという事実は無視してはいけないと思うんです。

この前B層マーケティングについてちょろっと書いたんですが、B層ってなかなか曖昧な概念だよな、って思うんですけども、でもやっぱりこういうことを考えると、確かにB層と呼ばれるような人がいるようにも思われます。

真剣に書いた本よりもテキトーに書いた本の方が売れるんだったら、テキトーな本が市場に出回りますよ、売って利益出さないと生活できないんですから。テレビ見る人の大多数がそういう人なんだったら番組もそうなります。選挙でも投票する人の大多数がそれだったら政治家もそういう人向けの政策を出さざるを得ないでしょう。見る人がいるから、まとめサイトがあるのであって。

上にいる人は確かに悪いところもあるけども、でもB層(この表現が正しいとは思いませんが)と呼ばれるような人も悪いと思います。学ぶのが難しいにしても、ワンクッションあってもいいんじゃないでしょうか。

この記事絶対読まれないだろうな、「アフィで稼ぐ方法」みたいなタイトルだとすぐにPV上がるのにね。いや、こんなしょうもない個人のブログを読む暇があるくらいだったら自分のすべきことをしてください、って感じなので、読まれない方がいいんですけども。それじゃあ書くなって話なんですが(笑)

バカの定義を考えてみました、どうでしょう?
B層マーケティングはなぜなくならないのか―脳科学の分野を例に
文脈を無視するということ
いわゆる真面目な人が嫌い