声優の専門学校は本当に闇に満ちているのか

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声優の専門学校は闇に満ちている、と言われることが度々あるようです。ネットを調べるとたくさん出てきますね、2ちゃんが多い印象があります。しかし本当に、声優専門学校は闇なのでしょうか?私は声優専門学校に行っていませんし、声優の業界についても知りませんので完全に素人なのですが、考えてみたいと思います。

声優専門学校の闇とは?

「声優 専門学校 闇」で検索すると色々なページが出てきます。そして色々なことが書かれています。ただ表現が違うだけで同じようなことを意味しているものも多々あり、闇の具体的な内容はだいたい次のような感じになるのではないかと思います。

  • 卒業後の進路が声優と関係ない
  • 入学試験で全員合格、カネのことしか考えていないのでは?
  • まともな指導を受けられない
  • 生徒の質が低い

これだけを見たらそれほど「闇」ってほどでもないような気がします。声優専門学校に限らず、どの専門学校でも似たようなものだろう、と思います。

それで声優専門学校の闇について書かれているサイトを見ていて感じたのは、生徒と専門学校の両方が悪いということです。専門学校を一方的に批判というか非難しているものがあったのですが、生徒にも問題はあるだろうということです。

生徒側の問題

声優に何の関係もない素人がこういうことをいうと怒られそうですが。一言でいうと主体性のない人が多いのかな、という印象を受けました。

声優になれる人ってそもそも少ないと思うんですけども、専門学校に行くだけで声優になれるわけがないじゃないですか。声優という席と専門学校に毎年入学してくる人間の数を比較するだけでも無理があるのはすぐに分かると思うんです。主体性を持って声優を目指してるのであれば、声優を取り巻く環境というのも自ら調べるでしょう。

なので、卒業後の進路が声優と全く関係のないことになるのは当然ですし、むしろ全く関係のない分野に就職を成功させた専門学校はすごいなと感じました(もちろん生徒の努力もあるでしょう)。

また声優専門学校に行ってもまともな指導が受けられない、そして学生の質が低いという意見も多々ありました。まともな指導が受けられないの具体的な内容が分からないのですが、中にはえこひいきがある、というようなことが書いてありました。

だとしたら、えこひいきをした講師は偉いと思います。声優の講師をしているくらいですからそれなりに業界の事情というのを知っていると思うんですけども、声優になれる可能性のある学生とそうでない学生の違いもある程度は分かるでしょう。声優のポジションというのがそもそも少ないのですから、できる学生だけを集中的に教えている方が成功率は高まると思います。できる学生とできない学生を同じ扱いするのは、指導者としては失格だと個人的に考えています。

また、できない学生はできないのですから、さっさとその宣告をしている方がいいでしょう。しかし講師という立場上それはできませんから、あからさまな態度を取ることは妥当ですし、むしろ優しささえ感じられます。

あと声優という特殊な職業ならばコネクションなど、声以外の部分も重要な要素になってくると思います。こういったところは自分で何とかする必要があるでしょう。主体性がなければ無理だと思います。

学校側の問題

専門学校としてはできる限り利益を出したいのでしょうけども、ちょっと行き過ぎているようにも感じられます。

入学試験はほぼ全員合格らしいのですが、おそらく、大量に学生を集めてその中から1人でも声優になれれば「ウチから声優が出ました!すごいでしょ!!」とPRしてさらに学生を集めるという感じなのでしょう。

私としては、無理な奴は無理なんだから、入試の段階で落としてやれよ、と心底思いました。それで「単にアニメが好き」というような学生も集まるのだと思います。そりゃぐちゃぐちゃになるしょう。そしてそのしわ寄せが講師に集中して、えこひいきをしなければならない。講師がかわいそう。

あと声優専門学校のホームページをいくつか見たのですが(専門学校多いですね!これ全員声優になれるわけないじゃん)、「声優に会える!」みたいなのもちょこちょこありました。こういう広告が良くないのでしょうね。

声優専門学校の最大のターゲットはおそらくB層なのでしょう。生き残り戦略としては当然ですが、うーん、でもそれにひっかかる学生も、どっちもどっち。

声優になるなら?

私は完全に素人なので「思います」と想像ばかりになってしまいました。しかし業界のことを知らない素人してはそのように感じるということが1つの参考になればと思います。

例えば、これから声優になりたい、そして専門学校行きたいという人がいるとして、それを親に説得しなければならない。親という声優の素人に説明をするためにはどうすればいいのか、という際には、素人の発想は役に立つかもしれません。分かんないけど。

そして最後にもう1つ、声優になるならどうすればいいのか、ということを素人の発想として書いておきたいと思います。もし仮に自分の子どもが「声優になりたい、専門学校に行きたい」と言い出したら、声優という目標を尊重しながらも、こう言うと思います。

まず専門学校は声優の手段としてはかなり中途半端だと感じます。声優というのは、声を使って表現をするわけですが、おそらくですけども、声の技術は1年程度あればそれなりの身に付けられると思います。これは声に限らず他の表現形式も同じだと思います。

そして問題は、何を表現するのか、ということです。声は所詮表現形式に過ぎませんから、前提として表現したいものがなければなりません。中身が必要だということです。自分から中身を作れるならいいのですが、そんな人間はごく僅かな天才にしかできませんから、さまざまな文学や音楽、絵画、映画、舞台、といったものを学ぶのが手っ取り早いです。そういったものを学ぶならば大学でしょう。文学部や教養学部、リベラルアーツといったものになると思います。

また先ほども書いたように、声の技術に関しては短期間で何とかなると思うので、声優養成所で学ぶのがよいでしょう。つまり、大学と養成所の2つに通う、ということです。専門学校に関しては、声という表現形式と中身、それぞれにおいて非常に中途半端に思われますから、それぞれのプロに任せるのが良いだろうと思います。

声優に失敗しても大卒の肩書があれば、たとえ文学部であっても就職することは十分可能ですし、何とかなるでしょう。

追記

この記事の続きです⇒声の技術を高めるだけでは声優にはなれない

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