それがダメ!サラリーマン思考では成功出来ない理由

ネットが発達したことで個人でも簡単にビジネスを始められるようになったことや、働き方の価値観が変化してきたことから、独立開業する人が多くいます。確かに独立開業は喜ばしいことですが、3年以内に約半数が廃業、10年後には1割程度しか生き残っていません。なぜこのようなことになるのでしょうか。そこにはサラリーマン思考の影響が伺えます。

サラリーマン思考はダメ?

独立開業するまでの過程は人によって大きく異なるため一概には言えないのですが、サラリーマンを経験した後に独立開業に踏切る人が多くいます。その場合、雇われていた際の働き方の延長で経営を行うことが多いのですが、それでは失敗する可能性があります。なぜならサラリーマンと経営者の考え方は根本的に異なるからです。サラリーマンが頑張ったところで良いサラリーマンにしかなれません。サラリーマンに経営はできないのです。(社長の頭はおかしい?なぜ社長はめちゃくちゃなのか

経営をするためには経営者の思考を学ぶことが重要なのですが、だからといって既に独立しているのであれば勉強している暇はありません。そこで、ありがちなサラリーマン思考を紹介し、それのダメな点を指摘してみます。

ビジネスが科学であることを理解していない

最近はかなり少なくなってきていますが、努力や根性が重要である、という考え方があります。売上が作れないのは努力していないからであり、今以上に頑張れば売上は作れるはずだ、ということですね。

確かに努力や根性は重要です。ないよりはあった方が良いでしょう。しかしどんなに頑張っても売れない時は売れないものです。そこで重要なのが、なぜ売れないのか、という視点です。

売れないことには原因があります。その原因を潰さない限り売れることはありません。また反対に売れることにも原因はあります。ライバル社が売れているのであれば、きっと何か仕掛けを作っているはずです。それを研究し、自社にも応用することで売上は伸びるかもしれません。

作業を頑張ってしまう

以前雇用されていて、その時の仕事で独立した場合によくあるものです。作業ができるため売上も作れると考えてしまいがちなのですが、実際には集客や仕事の受注が最も難しい点です。仕事が取れないのであれば能力を発揮する場もありません。当然売上にはつながりません。そしてこの時に「もっと努力すれば買ってくれる人もいるはずだぁ!」と精神論に陥らないように注意が必要です。

経営をするためには仕事を取らないといけません。仕事を取るのは作業よりも頭がものを言う領域です。サラリーマンの時は与えられた仕事をこなせば何とかなってしまう環境がありますが、経営者は仕事を取るところから始めなければなりません。

作業が無駄と言っているわけではなく、割合の問題です。サラリーマンの時は作業10割でも大丈夫な場合もありますが、経営をする場合は頭と作業の割合を考えることが重要になります。

給料に慣れている

サラリーマンの場合はやったことに対して必ず対価(給料)が支払われます(サビ残のようなものは例外です、ダメなことにはダメと主張することも大事)。しかし独立すると成果を出さなければ収入はありません。収入がないどころかマイナスになることも珍しくありません。

サラリーマンの場合は10やれば10貰えますが、独立すると10やっても5しか貰えない時もあれば、-5の時もあります。これを受け入れられない場合には「こんなに頑張ってるのに何でカネが入らないんだよ!!」とイライラしてしまい、経営に必要な冷静さを失うことにもなります。

特に先ほど書いたように、作業に慣れていると、このようなことに陥りやすい傾向があります。

経費をなくそうとする

経費が少ないに越したことはないのはその通りなのですが、サラリーマン思考の場合は経費を根本的になくそうとします。

経営を無理やり一言でいうならば、投資と黒字の連続です。これは株取引が分かりやすいです。まずはじめに大金を出して株を買います。そしてそれを売って利益を出します。このように利益を出すためには最初に出費しなければなりません。利益が発生するのは出費の後です。だから経費は無くしてはいけません。

何となく売上が大きいと豊かになったように感じられるかもしれませんが、実際には売上はどうでもよく、いかに経費を使ったかの方が遥かに重要です。いかに稼ぐか、ではなく、いかに残すか、を意識することがコツです。またこういったことをするためには給料に慣れていてはいけません。

素人に相談してしまう

サラリーマンが独立し、経営に関して悩みを抱えると、それを友達に相談してしまうことがよくあります。おそらく仕事終わりの飲み会感覚なのでしょう。その友達が経営に関して熟知しているのであれば問題ないのですが、たいていの場合はそうではありません。友達は普通のサラリーマンだったりします。

果たして経営を知らない普通のサラリーマンが経営に関する問題に解決策を出すことが出来るでしょうか。これは弁護士に対して「お腹が痛いんです、薬を下さい」と言っているようなものです。お腹が痛いのであれば医者に聞くべきです。経営に悩んでいるなら、経営に成功している人に聞くのだ妥当でしょう。

もちろん、経営を知っているプロに聞く以上、多少お金はかかるでしょう。しかしこれをケチってはいけません。必要経費です。

まとめ

とりあえず5個紹介してみました。これらを意識するだけでもちょっとは行動が変わってくるかもしれません。しかし一番良いのは経営について勉強することです。残念なことに多くの人が勉強をしていません。ですが、経営に必要なことは既に本の中に書かれています。別に新たな経営理論を生み出さなくても、既にある理論を学び、実践するだけで大きく結果は変わります。行き詰っている場合はとりあえず本を読んでみましょう。新たな視点が得られるかもしれません。