美術史上もっとも偉い?巨匠ラファエロの絵画

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ラファエロ・サンティ

ラファエロは盛期ルネサンスを代表する画家で、レオナルドやミケランジェロと並びます。

絵が上手く、おしゃべりが上手で、超イケメン。かなりモテたようです。37歳という若さで亡くなってしまうのですが、その作品数はかなり多く、精力的に作品制作に取り組んでいました。

また、日本では絵画というとレオナルドが一番偉い、というようなイメージが強くあるように思います。偉い、偉くない、という評価はなかなか難しいところですが、美術史的にはラファエロの方が偉いということができます。というのは、長年に渡ってラファエロが絵画のお手本になっていたからです。

19世紀中頃にラファエル前派というグループがイギリスで誕生しますが、これ以前までラファエロが絵画の基準でした。ラファエル前派というのは、ラファエロ以前の自由な表現に帰ろう、という芸術運動です。

ラファエロとかラファエルとか表記が紛らわしいですが、これは言語による読み方の違いで本質的な違いはありません。この記事ではラファエロで統一します。

ラファエロの作品

『三美神』

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ギリシア神話のグライア、エウフロシュネー、タレイアが描かれています。手に持っているのは黄金のリンゴですが、キリスト教とは関係ないです。

『美しき女庭師』

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ラファエロは聖母子像の作品を数多く描いているのですが、その中でも特に本作が有名です。真ん中の女性がマリア、左がイエス、右の十字架を持っているのがヨハネです。

幼子イエスと幼子ヨハネが一緒に登場するというのは聖書中にはないのですが、伝統的にこのように描くことが多いです。ちなみにヨハネは大人の状態で描かれることもあります。

『アテネの学堂』

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ラファエロの中では一番有名なのではないでしょうか。哲学に関することではよくこの作品が登場していますね。

ど真ん中にいる2人の人物は、左がプラトン、右がアリストテレスだと考えれています。また左をレオナルド、右をミケランジェロと解釈することもあります(諸説あり)。

面白いのが、右端にラファエロの自画像が描かれていることです。レオナルドとミケランジェロという巨匠が描かれている中に自分を忍ばせるということは、それなりの自信があったのでしょう。ラファエロの自負心が感じられます。

『サン・シストの聖母』

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この作品は、下で肘をついてる天使がやたらと有名になっていますね(笑)ここだけ切り取って雑誌に掲載したりというのが非常に多いです。まあ確かに可愛い表情をしていますね。

『ラ・ヴェラータ』

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いやー別品さんですね、美しいです!このモデルの女性はラファエロといい感じの関係にあったのですが、別の偉いさんから結婚の話を持ち掛けられて、この女性とは関係を断っています。

ちなみにこのモデルの女性はパン屋さんの娘さん。パン屋さんの娘さんとの関係って今でも十分通用しますよね。ラファエロの恋愛関係をドラマ化したら絶対面白いですよ。それでミケランジェロが陰で嫉妬して作品制作に打ち込むと(笑)そんな番組があれば絶対に見るんですけどね、まあ無理だろうなぁ。

『キリストの変容』

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これは、ヨハネ以外の福音書に記載されている出来事ですね。イエスが山にペトロ、ヨハネ、ヤコブを連れていくと、モーセとエリヤの2人と話しながらイエスが真っ白に光り輝く、というものです。感動的な表現になっていますね。

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