量と質、本当に大切なのはどっち?

時たま量と質のどちらを大切にすべきなのか、という議論が起こります。ネットで検索してみるとそれぞれの立場から様々な主張が行われていることを見ることができますが、結局のところどちらが大切なのでしょうか。

どっちも大切

結論から言うとどっちも大切です。より具体的に言うならば、最終的には質を追求するのが良いのですが、質を追求するためには前提として量が必要である、ということになります。だから両方が大切です。

比較するには判断基準が必要

何かを比較するためには前提として何らかの判断基準が必ず必要になります。

例えば、コップのちょうど半分のところまで水が入っているとします。この水は多いでしょうか?少ないでしょうか?

当然これだけでは多い少ないを判断することはできません。そこで比較対象が必要になります。コップの3分の1くらいまで水が入っているものと比較すると半分の水は多いということができますし、コップの3分の2くらいまで水が入っているものと比較すると半分の水は少ないと言えるでしょう。

このように基準を設けることによって初めて比較が行えます。このコップの水の例は量の比較なので見ただけで簡単に答えが分かります。しかし質となると明確な判断基準はそう簡単には手に入りません。

例えば、ここでは本で考えてみましょう。良い本とは何でしょうか?悪い本とは何でしょうか?本の良し悪しを決める基準は何でしょう?と考えると基準は存在しないことが分かります。なので1つ1つ確認せざるを得ません。

Aという本を読みました。比較できないのでAの良し悪しは分かりません。Bという本を読みました。Aよりは何となく充実感があったような気がしました。BはAよりも良いと言えます。Cという本を読みました。CはBよりも優れているように感じられました。Dという本を…。

これを大量に続けることによって、本における自分なり判断基準を獲得することができるようになります。その判断基準に対象の本を位置づけることによって、初めてその本の質が理解できるようになり、質を追求することができるようになります。

これは本以外も同じです。

まとめ

最終的には質の追求が大切。でも質を理解するためには前提として膨大な量を熟し自分なりの判断基準を作らなければならない。よって量と質の両方が大切。