京都とは何か「ポテトチップス ちりめん山椒味」を食べた感想レビュー

カルビー「ポテトチップス ちりめん山椒味」

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全国47都道府県の地元の味をポテチで再現して、日本全体を元気にしていくというJPNプロジェクトの第1弾がコレ、京都の「ちりめん山椒味」ということだそうです。宇治茶で有名な辻利兵衛本店さんが監修していて、お茶味ではなく、お茶に合うポテチというコンセプトで開発されています。

感想

味は何とも言えない。マズいの一言で片づけてもいいような気がしますが、何とも言えない、という表現が適切なように思います。

それで色々と疑問点があるんですが、まずなんで「ちりめん山椒味」なのか、という点です。私は京都に住んでいるので、外からの京都のイメージがいまいち分からないのですが、京都府民以外の方って「京都=ちりめん山椒」というイメージをお持ちなんですかね?

確かに京都は山椒もありますけども、そんなに知名度があるわけではないと思うんです。「地元を元気にする」というコンセプトならば、マイナーなところをアピールするのもアリかな、という気もするんですが、監修は辻利兵衛本店でしょ?山椒だったら七味家本舗とかありそうなもんですけど。

多分ですけど、もともとは宇治茶で話を進めていたんだろうな、という気がします。ちなみにパッケージの裏はこうなっています。

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ちょっと見にくいですが、お茶のキャンペーンを紹介しています。

だんだん話がそれますが、宇治茶は京都のイメージとして強いと思うんですけど、宇治茶って宇治で作っているわけではないんですね。宇治茶の定義は以下の通り。

宇治茶は、歴史・文化・地理・気象等総合的な見地に鑑み、宇治茶として、ともに発展してきた当該産地である京都・奈良・滋賀・三重の四府県産茶で京都府内業者が府内で仕上げ加工したものである。ただし、京都府産を優先するものとする。

つまり宇治茶は、純粋に宇治で作られたお茶なのではなく、各地で作ったお茶を京都でブレンドしたお茶だということです。宇治が関係ないどころか、京都すらあまり関係がありません。

京都でお茶で有名な地域としては、パッケージに書いてある山城エリアで、具体的にいうと和束町・南山城村、宇治田原町の3つが特に生産量が多いです。今はどうなってるのか知りませんが、和束町が府内で生産量トップ。南山城村はお笑い芸人コロコロチキチキペッパーズのナダルさんの出身地ですね。宇治田原町は通販ランキング常連の宇治田原製茶場があるところです。ちなみに宇治田原町には「宇治」という名前が入っていますが宇治とは関係ありません。

この3つの地域で作ったお茶(舞鶴も入ってるのかな)を混ぜたものが宇治茶のメインになっていて、その他に奈良とか滋賀とか三重のお茶を混ぜています。

よく、色々な商品で「京都宇治抹茶を使った伝統的な…」みたいな謳い文句があったりしますが、それほど京都は関係ないっていう。京都ってこういうのが多いんですよ。「京都」というイメージが独り歩きしているところがあるから、修学旅行生や海外の人がエセ京都を見て「これが京都なんだ!」って感動しているのを考えると残念というとか申し訳ないというか、そういう気分になってしまいます。だから京都嫌いなんですけど。

何というか、和束町・南山城村、宇治田原町は何かと苦労がありますから、そういう意味では是非ともお茶を京都味として出してもらいたいところがあるのですが、しかし宇治茶(お茶なら「宇治茶」のブランドを使わざるをえないでしょう)はそれほど京都ではないから、それはそれで他の地域の人をだましているような気もするのでイヤだなぁと複雑な気分になります。

お茶味が実現できなかったのは(恐らく最初はお茶味で話が進んでいたと思います)単にポテチとお茶が合わないとかコストの問題とかなんでしょうけども、しかし色々と考えたら、辻利兵衛本店監修ちりめん山椒味は何かと都合がいいのかしれません。

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