ニコニコ動画のすごさをもう一度!YouTubeによる代替は不可能だ

ニコニコ動画のユーザーが少なくなっており、「若者のニコ動離れ」とまで言われることがあるのですが、私はニコニコ動画は素晴らしいサービスだと思っています。そこでニコニコ動画の素晴らしさ、すごさというのを今だからこそ考えてみたいと思います。

ニコニコ動画のすごいところ

ニコ動を楽しんでいる人にとっては言うまでもないことですが、ニコ動のすごいところを一言で言うならば、コメントが画面上に出てくることです。若い人からすれば「画面にコメントが表示されたら動画が見えないじゃん」と感じるそうですが、そういう人にこそ理解してほしいところです。

ニコ動にはコメントが表示され、あたかも自分以外の人と一緒に動画を見ている雰囲気があります。実際に同じ時間に動画を見ている場合もあるでしょうけども、多くのコメントは既に投稿されたものです。なので今表示されていたとしても、そのコメントは昨日書かれたものかもしれないし、10日前のものかもしれません。

でも同じタイミングでコメントが投稿されているように見えるのは、コメントの同期が行われているからです。この同期が上手く機能することによって、バラバラの時間帯に投稿されたコメントが同じタイミングで表示されるようになります。

祭りの臨場感

コメントの同期が行われた時に何が生まれるかというと、祭りの状態になります。何らかの形で一度は見たことがあるかと思いますが、画面いっぱいにコメントがダーっと流れてきて、動画がまったく見えなくなるほどにコメントがあふれ、いわゆる弾幕になります。こうなることで、みんなと一緒に動画を楽しんでいるという臨場感、みんなが一緒になって騒いでいるという臨場感をスマホやパソコンの前で楽しむことができます。

これはライブを実際の会場で楽しんでいるのと同じ効果があります。CDで音楽を再生するのも良いですが、実際にライブ会場に行って会場のみんなと「うぉー!!」って言ってる方が楽しいじゃないですか。ニコ動はこれと同じなんです。

よりニコ動に近いものとしては、Twitterの「バルス」が挙げられます。金曜ロードショーで「天空の城ラピュタ」が放送されると、例の場面でみんなが一斉に「バルス!」とツイートします。これはみんながラピュタを同時に見ており、かつ一斉にツイートするからこそ祭りとしての臨場感があり、楽しめます。後からでも大量の「バルス!」ツイートを見ることはできますが、そこに臨場感はないでしょう。しかしニコ動は常に祭りを再現することができるのです。

これは革命的なことです。ライブの刹那的な臨場感を自分の好きなタイミングで再生できるんですから。ニコ動が日本から生まれたのは本当にすごいことです。いや、細かいことを言うとニコ動が日本で誕生したのは必然なのですが、これは日本人に適したサービスだと言い換えることもできます。「バルス」とツイートしたことある人は、ニコ動の楽しさを理解できるでしょう。

YouTubeではできない 

最近注目されている動画サービスではYouTubeがあります。YouTubeが素晴らしいサービスであるのは言うまでもないことですが、YouTubeではニコ動特有の祭りの再現はできません。

確かにYouTubeにもコメント欄があったり、ライブ配信があったりしますが、コメント欄はただ並べて記述されているだけなので臨場感はありません。ライブ動画のコメントはある程度の臨場感があるかもしれませんが、常に祭りの状態であるわけではありません。

祭りの再現ができるのはニコ動だけです。「YouTubeあるんだからYouTubeでいいじゃん」という人は多いですが、それは違います。そもそもYouTubeとニコ動では方向性が違います。YouTubeは動画の再生においては非常に優れていますが、ニコ動は祭りです。YouTubeとニコ動のどちらも楽しむのは良いのですが、「YouTubeでいいじゃん」は違います。

ここでYouTubeを持ち出したのは今最も勢いがあるからですが、他の動画サービスでも同じことです。

さいごに

ニコ動の空気が変わった、みたいなことは確かに言われますが、ニコ動の本質的なところは変わったわけではありません。そしてそれは他の動画サービスでは表現できないものであり、ニコ動の独自性です。ここにニコ動の価値があります。