「デューラーを知らない人って…」ツイートを読んで感じたこと

「デューラーを知らない人ってやばいな」元ゲームフリークの天才画家・森次慶子さんが炎上した後のツイート - Togetterまとめ

これは色々と考えさせられました。すごい人はやっぱりいるんですね、ポケモンと言えば個人的には首藤さんのイメージが強いんですけども、この炎上をきっかけで知りました。ちょっとテキトーですけども感じたことを書いてみたいと思います。

「賃金が安すぎる」について

ご本人もツイートされていますが、これは大人げないですね。会社に雇用されていてあの給料ならおかしいでしょう。それについて「絵の上手さが~」というのは違うと思います。

しかしお金を稼いでいくなら技術は確かに重要ですよね。全然ジャンルが違いますけども、私は書くことが多いので、在宅ワークやwebライティングの話題をよく聞きます。クラウドソーシングでは1文字0.2円とかの案件が出回っていて、それに対して単価が安すぎるという意見が多くあります。

これに私が個人的に思うのは、誰でも書けるものなんだから安いのは当然だろうということです。書き方についても高度なことを求められるわけではなく、何ならwordで間違いがないか確認すればいいんですし、内容についてもネットで検索すれば分かる程度のことです。

別に依頼人と直接会うこともありませんし、会員登録もネットで1分くらいで終わるでしょうから、本当に誰でもできるのであって。そんな知りもしない人間にまともな仕事なんか任せませんよ。それに高単価を求めるのは違うだろうと思います。それなりの報酬を求めるのであれば、それなりのものを提示できることや納期を守れることなどを証明しないといけません。

表現形式と中身について

私は高校生で左の絵が描けたお利巧さんタイプの絵描きなので、右のような面白く魅力的な絵を描く事に、とても骨を折りまして

これは、表現形式と中身は違う、ということなのかな?表現形式というのは、文字とか絵とか歌とかそういうのですね。中身というのは、伝えたいもの、というか。例えば「嬉しい」という感情を表現したい場合、文字なら(そのままですけど)例えば「嬉しい」と書いて表現し、絵なら例えば子供が笑っているところを描いて表現し、歌なら「ラララ~」とか歌うのでしょうか、こんな感じで同じ「嬉しい」でも表現形式によって表現の方法が異なります。

また表現形式はあくまでも手段ですから、これを追求すると、「綺麗」ではあるけども「美しい」とか「面白い」とかいうような感動がありません。そのため、いい作品は表現形式が優れているのは当然としてそこに中身が伴わないといけません。

そして表現形式の上手さというのは他人の基準があるため、それに近づけることができます。しかし「美しい」というような感動には正解がないため、自分で見つけていかなければなりません(これが中身)。そのため正解のないものの「正しさ」を他人にゆだねてしまうと「本当にこの表現でいいのだろうか」と常に他人の目を気にしてしまい、自己表現ができなくなってしまいます。

「ゲーム業界で、デューラー知らない人」

ゲーム業界で、デューラー知らない人、モンスターの図鑑とかどういうつもりで描いてるの。なんか怖いわ。

ゲーム業界に限らずあらゆるところに言えそうですけども、やっぱり何か自分の表現の基準のようなものは欲しいですよね。それがないと我流になってしまいます。よく全く新しいものを型破りと言いますが、型破りというのは型を勉強した人間がやるからこそ型破りなのであって、型を知らない人間のそれはただの我流であり、中身がありません。

0から1をつくるのはやっぱり無理ですよ。先人の技術をしっかりと学んでそれを土台にし、そこから発展させていって自分なりの表現や基準というのを作っていかないと自己表現はできなくなってしまいます。

「自分が関心ある絵だけ、覚えてる」

わかったよ!「美術史」って考え方がまるっきり無くて、ゴッホ、モナ・リザ、ムンクの叫び、、、、みたいな感覚で、自分が関心ある絵だけ、覚えてるって感じか!

体系を自分の中に持つっていうのは大切なことだと思います。そうしないと知識を1個1個覚えていかないといけませんから、なかなか頭に入らないんですよね。

学校で同じ授業を受けていても学生の間に記憶力の差が起こるのはここだと思います。体系を持ってその中に知識を組み込めば、知識ごとの関連性が見えてくるので、Aを問われた時にAに関連するBやCというのをすぐに引き出せるようになると同時に、新しく得た知識も既存の知識と結びつけられます。

これができない人はいわゆる丸暗記をしてしまっています。知識が断片的になってしまいます。おそらく知識の階層構造を理解していないのだろうと思います。「動物」の下に「犬」や「猫」などがあって、「犬」の下に「チワワ」や「ブルドッグ」などがある、というような感じです。

その他

仏教はいいですね。日本には美術館がいっぱいあって、西洋の作品に関しては非常に恵まれているんですが、仏像のような仏教美術に関してはちょっと接しにくいところがあるような気がします。国立博物館はいっぱい持っているけども4つしかありませんもんね。4つも、なのかなぁ、わかんないですけど、でももうちょっと仏像を鑑賞できるところがあってもいいように思います。魅力的ですからねぇ(*´ω`*)

あとこういう仕事の取り方もあるんだなぁとしみじみと感じました。Twitterみたら断るとあったんで、まあそうなるだろうな、という感じですが、なかなかレアだと思います。

さいごに、自分以外の人が何を知っていて何を知らないのかを適切に判断するのは非常に困難ですね。ある大学教員がそれを理由に、講義中に偶数と奇数の違いを説明したことがあるのですが、その後のアンケートで「生徒をバカにし過ぎ」という意見がいっぱい出たみたいで、先生焦ってましたね(笑)

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