大学院は勉強ではなく研究するところだぁ!!―研究と勉強の違い―

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最近では大学院においても大衆化が進み、多くの人が大学院で勉強しようとしています。しかし、ちょっと待ってください。大学院は勉強をするところではなく、研究をするところです。大学院へ勉強をしに行くと後々面倒なことになってしまうかもしれません。それでは研究と勉強は何が違うのでしょうか。

研究と勉強の違い

研究と勉強の違いを簡単にいうと、研究は未知を解明することであり、勉強は正解を学ことです。

研究は人類がまだ解明していないことを明らかにすることであり、勉強は人類が既に解明したけれどもまだ自分はそれを知っていない場合にそれを知ることです。

教科書を読むことが勉強であるならば、研究は教科書を作ることだと言えるでしょう。

何かについて研究をするということは、現状それには答えがない状態です。また、答えがないどころか問題がないことすらあります。その中で自ら問題を設定し、答えを導き出すこと、これが研究です。

それに対し勉強には問題も答えも既にあります。自分がそれについて知らないだけで、既に誰かが明らかにしてくれています。明らかにされているものを学んで、そして知ること、これが勉強です。

大学院は研究するところ

大学院は勉強ではなく研究をするところです。多くの人は大学院で勉強をしようとしますが、実際には大学院に入る前にある程度の勉強を終えていなければなりません。

研究は未知の分野を明らかにすることなのですから、必ず新規性が伴います。何が新しいのかを理解するためには、前提として何が古いのか(つまり何が解明されているのか)を知っていなければならないのです。

既に明らかになっていることを明らかにしようとすることほど愚かなことはないでしょう。しかし大学院で勉強をする人はこれをやってしまいがちです。

大学院では最終的に研究成果を論文にする必要があります。研究なのですから新規性が伴わないといけないのですが、それを理解できない人は既に解明されていることを別の言葉で言い変えるか、まとめるくらいのことしかできません。だから論文として認定されず、学位が貰えない、ということにもなります。

勉強するなら本を読もう

もし研究ではなく勉強をしたいのであれば本を読むことです。なぜなら既に解明されていることは本に書かれているからです。本に書かれていることが理解できないのであれば、大学院ではなく学部で基礎から学ぶことが重要です。

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