本当に役に立つ自己啓発本リスト

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私は自己啓発本が好きで、結構な数を読んできたと思います。なぜ好きかというと、笑えるという意味で面白いからです。

タイトルに「役に立つ」と入れたのですが、そもそも自己啓発本というのは役に立ちません。読者を成長させるためにあるのではなく、本の執筆者にお金が入るためにあるのが自己啓発本」というものです。

しかしそんな自己啓発本の中にも、かなりまともなことを書いているものが数冊あるのでそれを紹介したいと思います。

『夢をかなえるゾウ』

個人的に一番まともだと感じるのが水野敬也さんの『夢をかなえるゾウ』です。

自己啓発本の主張というのは非常に単純で、だいたいは数行で終わってしまう程度のものです。それを無理やり長文にして本にしているわけですね。そして本当に大切なことは、主張そのものではなくて、その主張を実践することです。

本を読んだだけで良いことがいきなり発生するわけではありません。例えば、「お金持ちになれる本」みたいなのがあって、それを読んだとしましょう。そして朝起きると枕元にお金が山積みになっていた、なんてことはないわけです。そんなのはオカルトです。お金持ちになる方法を知って終わり、ではなく、方法を知ってそこからどうするかが重要なんです。

また、そういった成功するための方法というのは非常に簡単です。例えば有名大学に入学したいとしましょう。ではどうすべきか?勉強ですね。小説家になりたいならどうすべきか?小説を書いて出版社に提出するだけです。

つまり方法を得る方法というのはちょっと考えるだけで十分であり、わからなかったとしても今の時代はネットで検索すればいくらでも手に入ります。その程度のことをダラダラと書いているのが自己啓発本です。

それで長くなりましたが、『夢をかなえるゾウ』というのは、成功するための方法そのものではなく、行動することが一番重要なことなんだ、ということをこれでもかというほどに分かりやすく教えてくれています。また小説になっているので、あまり本を読まない人でもすんなりと読めるはずです。

逆に言えば、小説なので無駄な部分が大量にあるわけですけども、それでも自己啓発本として成立しているわけです。世の中の自己啓発本がどれだけ無駄かというのがよく分かりますね。

たぶん、これを読んでも変われない人は何を読んでも変われないと思います。ちなみに今では安価な文庫本も出ていますし、古本屋に行けばだいたい100円~300円くらいで買えます。あと『夢をかなえるゾウ』には続編が2つありますが、あまり役にたたず、物語としてもそんなに面白くないと私は感じました。

『7つの習慣』

2冊目はスティーブン・R・コヴィーさんの『7つの習慣』です。私は原文を読んでおらず、日本語訳の『完訳 7つの習慣 人格主義の回復』しか読んでいないのですが、たぶん内容は大きく変わらないのだろうと思っています、分かりませんけども。

『7つの習慣』に関しては(も?)すごく当たり前のことが書いてあります。主張を大雑把にまとめると、自分で目標を立てて計画的に達成しよう、そして他の人と協力しよう、あとはそれを繰り返し継続してね、という感じです。

普通に仕事のできる人ですね。達成すべき目標を立てて、どうすれば効率的にその目標を達成できるのかを考える。また人間である以上、1人でできることには限界があり、他人の助けが必要であるわけですが、人にものを頼むのならば、こちらとしてもそれ相応のものを提供するのは当然のことです。

世の中には何かあるとすぐに人のせいにする人がいます。でもそれは悪い意味で他人に頼っているからですよね。関係性を断てば良いのです。そうすれば面倒な指摘をされることはありません。もちろん、その関係性において得ていた利益も手放すことになります(例えば、親が鬱陶しいため家を出るとします。親からは何も言われませんが自分で家や食べ物を用意しなければなりません)。これはトレードオフの関係です。

人のせいにして行動しない、というのも自分の選択であるわけですが、今までの選択の総合の結果が現状なのではないでしょうか。つまり、極端な話、現状に不満がある場合の原因は自分にあるということです。

またどれだけ自分に実力があったとしても、その実力でできることはたかが知れています。自分の実力と他人の実力を合わせることでより大きな成果を出すことができます。その際は他人に「力を貸してください」とお願いする必要があります。お願いするのであれば、相手のことを十分に理解して考慮し、こちらもそれ相応の何かを提供するのは当然ですよね。これは貸し借りであり、本で学ぶようなことではないでしょう。人間として当然のことです。

(大した仕事もしていないのに賃金を上げろというのはおかしな主張です。「私はあなたに労働力を提供するので、その対価として給料を払ってください」という取引なのですから。もちろん働けないことや生活が不自由になることもあるでしょう。その時は生活保護などのセーフティーネットを使うべきです、恥ずかしいことではないのですから。雇用とセーフティーネットが混同されているのが間違いなのです)

ですが貸し借りが分からない人は多いようです。何かを買う時はやたらと値切り、無料に飛びつき、「○○放題」のようなサービスでは元を取ろうとがめつく、同じ料金の同じ注文なのに他の人と食材が違ったと寿司屋に文句を言う…。

『七つの習慣』に書いてあることは人間として当然のことなのですが、そういったことが分からない人にとっては矯正という意味で、綺麗にまとまっている本だと思います。他の自己啓発本がダラダラと書いているなか、多数の自己啓発本を総括するような内容になっているので、ある意味お得であり、良心的です。

その他の有名な自己啓発本について

私がまともだな、と感じている自己啓発本が以上の2冊です。その他の自己啓発本は読む分には面白いですが、役には立たないと思います。

ついでなので、その他の有名な自己啓発本についてもちょこっと書いてみたいと思います。

『金持ち父さん 貧乏父さん』

ロバート キヨサキさんの『金持ち父さん 貧乏父さん』はかなり有名なので読んだ人も多いと思います。個人的に思ったのは、これに感銘を受ける人というのはお金の勉強不足だということです。時代によってお金の形は変化していますが、お金の本質的な部分はそれほど大きく変わっていないので、お金の歴史について書いてある新書などを読んでいる方がはるかに勉強になると思います。

あと、確か日銀のホームページにもお金の知識についてまとめてくれているものがあったはずなので(小学生向けの簡単なのもあったと思います)、そういったところでも勉強はできます。

お金について勉強する機会がない、とはいいますが、勉強のためのツールはそこらへんに転がっているため、個人の意識の問題だと思います(まあ意識付けのための『金持ち父さん 貧乏父さん』なのかもしれませんが)。

『思考は現実化する』

こちらはナポレオン・ヒルですね、これも有名です。かなり分厚い本なので、自己啓発のバイブルみたいな扱いを受けることもあるようです。

ただ内容としては、「目標を立てて、ひたすら取り組もう!」というだけのもののように思われました。それだけの主張によくあれだけ分厚い本にできたな、とか思わないでもないですが、簡単なことでも他人に理解させようとするとそうなってしまうのかもしれません。

でもこれを長い時間かけて読むぐらいなら『夢をかなえるゾウ』を読んでいる方がいいと思います。それに安いですし。

『非常識な成功法則』

神田昌典さんの本です。タイトルに「非常識な」と入っているのですが、実際には非常識でもなんでもない内容です。経営に関する本をいくつか読んでいれば特に読む必要のない本だと感じました。

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