なぜ男性はメールとLINEの返信が遅いのか

f:id:k024:20170908110242j:plain

「なんで男ってメールとかLINEの返信遅いの?」というのを、にちゃんで見かけたのですが、これについて個人的に思っていることを書いてみたいと思います。ちなみに私は男ですが、男を代表するつもりはありませんし、あくまでも個人的にこう思っている、ということについて書きます。

認識の違い

そもそも男は返信が遅いとは必ずしも言えず、中には早い人もいますし、反対に女性でも遅い人はいます。男は返信が遅いという統計もたぶんないでしょうから、そもそも疑問がおかしいということになりかねないんですけども、でも何となく言いたいことは分からないでもないかなぁ、と思います。そして結局のところ、それは認識の違いにあるのだろう、というのが私の考えです。

恐らくですけども、メールやLINEの返信が遅い人は、メールやLINEをメールと捉えています。言い換えるならば、単なるメッセージの交換です。そしてメールやLINEの返信が早い人は、メールやLINEをお喋りと捉えています。この違いだと思います。

以前LINEについて書いた記事があるんですが(LINEが使いにくい理由と利用を辞めてみた感想)、LINEは単なるメッセージの交換というよりも、お喋りとして機能しています(電話に近い)。LINEのスゴイところは、現実の実際に会って行うお喋りを、スマホの画面上の文字で再現したことです。実際のお喋りには独特のリズムがあるのですが、従来ではそれを再現することができなかったのに対し、LINEでは成功させています。

そして、実際のお喋りにおいて自分が相手に喋ったのに相手の反応がなかったり、ワンテンポ遅れたりすると、尋常ではない違和感を覚えるでしょう。それがLINEでも起きています(お喋りを画面上で実現したので、実際のお喋りの違和感と同じ違和感が画面上で生まれる)。この違和感がある人は、LINEを単なるメッセージの交換ではなく、お喋りと認識していると思います。

例えば、ネットの記事で見つけたんですけども、女子大生がおっさんとLINEをすると、「おっさんの長文に笑う、もっと短いのでいいんだよ」というのがありました。これもLINEの文字入力や表示の形式が成功している例だと思うんですけども、女子大生としてはお喋りなんです。普通のお喋りで長文を読み上げるようなことはしないですよね。短いメッセージのやり取りをリズムよく返すことの連続がお喋りです。おっさんはそうではなくて、メール(メッセージ)を送信しているだけです。

(私はメールとLINEは異質であると考えます。なぜならメールではお喋りのリズムを再現できないからです。しかし、にちゃんの「なぜ男はメールとLINEの返信が遅いのか」を考えると、メールもお喋りとして機能しているようにも思われます。これは恐らく、パソコンのメールではなく、ケータイのメールを言っているのでしょう。ケータイのメールなら確かにLINEに近いところはあるかもしれません)

なぜメッセージは返信が遅いのか

つまるところ、LINEの返信が早くなるのは(またはそうせざるを得ないのは)、LINEをお喋りと認識しているからです。LINEの返信が遅れるのはお喋りの進行を妨げているのと同じであるわけです。

では、なぜメールやLINEをメール(単なるメッセージの送信)と認識すると返信が遅くなるのでしょうか。それは、そもそもメールとはいつ返信してもいいものだからです。

メールにはいくつかの役割があるのですが、それをここで書くと長くなるので書きませんけども、1つは時間的な余裕というのがあります。電話で用件を伝えるなら、相手の時間を強制的に奪う必要があります。しかしメールでは「いつでもいいから読んでおいてくださいね」という配慮ができるわけです(実際には「いつでもいい」わけではなく多くの場合は1日程度での返信が求められます)。

あまり関係ありませんが、たまに「電話してもいいですか」とメールする人がいるのですが、これほど無駄なメールはないです(これはメールでお喋りをしようとしている悪い例)。

また、メールはその形式上、すべての要件を1つに全部まとめるのが一般的です。例えば「○○様、お久しぶりです、△△です。あの時はお世話になりました。さて、実は今、こうこうこうで、こうなんです。日時は××です。急ですが、お力を貸してもらえませんか。どうぞよろしくお願いいたします。」みたいな感じで、挨拶から用件から最後の挨拶まで、全部を1つのメールに納めます。

一方、LINEのようなお喋りでは、「○○!久しぶり!!」「おう久しぶり!」「この前こんなことやったよね、楽しかった(*´ω`*)」「うん、楽しかったね!」「そうそう、今度パーティーやるんだけど一緒に来ない?」「面白そう!」「○日の△時からなんだけど、大丈夫?」「うん、大丈夫だよ!」「それじゃあまたね」「うん、またね」というやり取りを1つずつやる必要があります(極端にしましたが)。これはお喋りをしているわけですが、リズムが崩れるとお喋りになりません。だからこそ返信を急ぐ必要があります。

メールは1つに全部を入れるので、急ぐ必要がないんです。そして先ほども書いたように、そもそもメールはすぐに返信しなければならないものではありません(もし緊急なら電話をすればいいんです、相手の時間を奪いますが緊急なのだから仕方がない。電話をした後に、再び内容をメールにまとめて送信すれば丁寧ですね)。長くなりましたが、こういう認識の差があるわけです。

どういう認識なのかを理解しよう

やっかいなのは、やっていること(メッセージの送信)は同じ、ということです。しかし、そのメッセージをお喋りと認識するか、単なるメッセージ(メール)と認識するかで、その後の対応が大きく変わることになります。解決策としては、相手がどのような認識をする人であるのかを理解すること、そしてそれに合わせてあげることではないでしょうか。

そして私の個人的な愚痴になるんですけども、やっぱりLINEはおかしいぜ(笑)「LINEが使いにくい理由と利用を辞めてみた感想」にも書いたんですが、LINEは利用者がめちゃくちゃ多く、インフラみたいになっているのに、利用者の認識がバラバラだから非常に使いにくいことになっています。これはどうしても私には合いませんでした…

LINEが使いにくい理由と利用を辞めてみた感想