歯列矯正の全体の流れを簡単にまとめるよ

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歯列矯正をしていたことがあるのですが、その全体の流れについて、私の体験に基づいて簡単にまとめてみようと思います。ちなみに私は顎変形症の治療の一環としての歯列矯正であったため、一般的な歯列矯正とは多少異なるところがあるかもしれません。

矯正治療の先生に会う

一般的には矯正歯科を自分で選ぶことになると思うのですが、これがある意味で一番難しいところです。というのも世の中には大量の矯正歯科があるからです。

しかし私の場合は他の先生から紹介して頂いたので、この点に関しては全く問題にはなりませんでした。しかも矯正治療に関してはかなり優れた先生で、専門医でもあります。そういう意味では、私はかなり幸運だったと思います。

ちなみに矯正歯科のオススメの選び方について別の記事でまとめたので、気になる方は読んでみてください(これで迷わない!矯正歯科の選び方)。

初めて先生に会った時は、歯がどういう状態であるのか、どのような治療をすることになるのか、料金について、というような感じのことを話してもらったように思います。

歯形やレントゲンなどをとる

最初は歯の状態を詳細に調べるために、歯形やレントゲンなどをとります。レントゲンに関しては、歯なので一般的な胸のレントゲンと比べると若干やり方が変わるのですが、しょせんは写真を撮るだけなので楽です。

歯形に関しては、初めての時はちょっと大変です。歯を覆いかぶせるようなプレートがあるんですけども、そこにピンクのクリームを入れたものを歯に被せます。これをしばらく放置するとピンクのクリームが固まって、歯形が採れる、という感じです。

それでプレートを被せる時にけっこう強い力で押さえつけられるのですが、これがなかなか痛いです。プレートが歯茎に当たる時があるのですが、我慢しなければなりません(サイズ合ってなかったのかな?)。あと鼻呼吸をしないとむせます。

歯形とレントゲンは最初だけではなくて、歯列矯正が進むごとに何度も行うことになります。最初は違和感がすごいですが、そのうち慣れますよ。

抜歯する

私の場合は普通の歯に関しては抜く必要はなかったのですが、親知らずに関しては4本すべて抜かなければなりませんでした。確か当時は親知らずは全く生えていなかったと思うんですけども、関係ないようです(一般的な歯列矯正については分かりません、顎変形症の手術を前提とする場合は必ず抜きます)。

親知らずを抜く方法としては、全身麻酔をかけて4本全てを一度に抜歯するか、複数回に分けて抜歯するかのどちらかになります。私は分けて抜歯しました(全身麻酔での抜歯はかなり少数だと思います)。

私が行っていた歯科は矯正専門だったため、抜歯は別の歯医者(紹介元)で行いました。回数に関しては、生え方や歯医者の判断によって変わると思いますが、私は1週間に1本のペースで抜きました。正直なところ4週間は地獄でしたね。

抜歯の様子は書いた方がいいのかな?

私の親知らずは歯茎の中にありますので、まずはメスで歯茎を切開します。そして、そのまま引っこ抜くのではなく、親知らずを割ります。そして割って小さくしたものを取り除く、というような流れになります。当然麻酔はしているので痛くはないのですが、歯を割る際にゴリゴリと鈍い感覚があります。そして歯を抜いたら縫って終わりです。

終わった直後は、綿みたいなのを詰められて「しっかり噛んでね」と言われます。これは止血するためのものです。歯を抜いた後に強く噛むというのはちょっと怖いような気もするのですが、これをしっかりとしておかないと血が止まらないので気をつけてくださいね。私は1本目に関してはちゃんと噛まなかったんですけども、翌日まで血が止まらず、大変でした。2本目以降はガッツリと噛んでたんですぐに止まったんですけども。

それから痛み止めの薬ももらえるので痛みはないですよ。

青い輪ゴムを奥歯に入れる

矯正装置を付ける前に、矯正装置を歯にはめるための隙間を作る必要があります。そこで登場するのが青い輪ゴムです。輪ゴムといっても一般的な大きさのものではなく、めちゃくちゃ小さいです。歯の隙間に入りきるくらいの大きさです。

この輪ゴムを奥歯に入れて、1週間くらい待つ必要があるんですが、これがめちゃくちゃ痛いです。普通の白いご飯が噛めないくらいに痛いです。親知らずの抜歯なんかよりも、こっちの方が遥かに怖いですね。

私はまともに噛めなくなってしまったので、ウィダーとか豆腐とかドロドロのおかゆとかで頑張りました。

矯正装置をつける

青い輪ゴムが終わったらいよいよ矯正装置をつけます。矯正装置には色々な種類があるのですが、私の場合は一般的なワイヤーを通すブラケットと呼ばれるものです。

このブラケットには大きく分けて銀と白の2つがあります。私の時はこの銀と白の説明が一切なくて、矯正装置を着ける直前に「銀と白どっちがいい?」と軽く聞かれました。「どっちがいいんですか?」と聞くと「うーん、銀かなぁ」とのことだったんで、「じゃあ銀で」と答えました。今となっては銀にしておいて良かったなと思うのですが、銀と白では特徴が違うので、事前にある程度は調べた方がいいかもしれません。

矯正装置なんですけども、着けるのは意外と大変です。時間では2時間はかかっていたと思います。先生と助手の人など複数人がかりで私の口の中をいじくるものですから、けっこう疲れました(先生の方が疲れると思いますけども)。見慣れない金属が出てきたりとか、歯によく分からない光を当てられたりとか、まあ色々されます。

矯正装置を付けてしまえば後はかなり単調で、ワイヤー交換、歯形・レントゲンくらいのことしかありません。ワイヤー交換はだいたい1か月に1回くらいです。たまに1週間に1回のくらいで行うこともあります。歯形・レントゲンはたまーに行います。そのため、歯列矯正に通うのも1か月に1回くらいになります。

矯正装置装着中の苦労

矯正装置を付けると、まず痛いです。噛まない時はそれほど痛くはないのですが、食事の際はかなり痛みます。ただ痛みに関してはずっと痛いわけではなくて、ワイヤー交換をした3日間くらいです。ワイヤー交換は1か月に1回くらいなのですが、その内の最初の3日間だけ痛いという感じです。3日過ぎればほぼ痛みはありません。

食後は割と大変です。食べカスが矯正装置に入り込むので取るの面倒です。食べカスが詰まっているのに気づかず誰かと会話すると目立つので恥かきます。そして歯磨きですね、歯だけでなく矯正装置もしっかりと磨く必要があります。矯正中は虫歯になりやすいのですが、虫歯になると矯正装置を外して虫歯治療、また矯正装置を着けるということにもなるので注意です。

それから口内炎です。矯正装置は常に口のどこかに触れることになるのですが、そのおかげで傷ができます。また矯正装置は当然ながら固定されているので、同じ箇所ばかりに当たり続けます。そのため傷が治らず、そのまま口内炎になります。さらに口内炎に矯正装置が当たり続けるので非常に痛いです。

他にもいろいろあり、挙げればキリがないのですが、だいたいは痛い、面倒くさいということになると思います。

パラタルバー

歯列矯正にやることと言えば、本当にワイヤー交換くらいしかありません。これを数年かけてやっていき、徐々に歯並びを整えていくことになります。

そしてワイヤー交換が後半に差し掛かると、パラタルバーという特殊なワイヤーが出てきます。一般的なワイヤーは歯の表面につけるのですが、パラタルバーは口蓋に沿うように左右の奥歯をつなげるアーチ状のワイヤーです。

このパラタルバーが非常に厄介で、矯正中に一番苦労させられたのがパラタルバーでした。何が大変かというと、つけると喋れなくなります。全く喋れないことはないのですが、舌の動きが制限されるため、発音しにくくなります。喋るのが憂鬱になるくらい…。

またパラタルバーに食べ物がよく絡まります。典型的なのはニラです。パラタルバーにニラがぶら下がるような形で絡まります。一度絡まるとなかなか取れません。

私の場合は、パラタルバーは4か月くらい着けていたように思います。ずっと着けているわけではないので、とれた時はちょっとした感動がありました。

私の場合はパラタルバーがとれた後は、歯並びはかなり綺麗になっていて、その後しばらくして顎変形症の手術をしました。顎変形症の手術専用のワイヤーとかもあったのですが、それはまあいいでしょう。

矯正装置が外れてリテーナーに

歯並びが綺麗になったら矯正装置が外れます。矯正装置を外す際も、装着時ほどではありませんが、ちょっと大変です。また口の中をガチャガチャされたりします。

矯正装置が外れたら、歯を覆う透明のケースみたいなのをしばらく着けるようになります。それが終わったらリテーナーという後戻りを防ぐための装置をつけます。最初は24時間つけなければならないのですが、徐々に時間が短くなっていって、最終的には寝ている間だけつける、というようになります。

透明のケースみたいなやつと、リテーナーに関しては、それほど苦労はありません。リテーナーが終わったら、あとは経過観察ということになります。

 

 

以上です。歯列矯正は人によってやり方や期間なども大きく変わると思うのですが、何かの参考になれば嬉しいです。これはあくまでも私個人の体験に過ぎないので、その点だけは注意してくださいね。

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