『グッド・ウィル・ハンティング/旅立ち』を見た感想

『グッド・ウィル・ハンティング/旅立ち』

監督:ガス・ヴァン・サント
脚本:マット・デイモン、ベン・アフレック
公開:1997年

あらすじ書こうかな、と思ったんですけども面倒になったんで、やめときます。あらすじはネットで検索すればいっぱい出てくるので、わざわざここで書く必要もないでしょう。ウィキペディアは綺麗にまとめてくれています。

グッド・ウィル・ハンティング/旅立ち - Wikipedia

感想

良い映画ですね。感想を書きたいんですけども、無駄なところが全くなく、色々と考えさせられるところが多いのでどこから書けばいいのか分からないくらいなんですが、まあ思いついた順に書いていこうと思います。

ウィル天才すぎ

まずウィルが天才すぎますよね。MIT教授でフィールズ賞受賞のランボーが出した問題をさら~っと解いてしまうのが印象的ですが、その後の裁判での自己弁護なんかもすげぇ…って感じになります。

本を一度読んだだけでその内容を全部覚えちゃうみたいですね。こういうのはフィクションではよく聞きますけど、本当にそういう能力を持っている人はいるんでしょうか。サヴァン症候群ではそれに近いものを聞いたことがありますが、ウィルはサヴァンでもなさそうですもんね。

他にも、ハーバードのバーで議論に勝ったり、ランボーも解けない問題を解いたり、企業の面接で語りだしたり、すごいなぁ。ただただ羨ましいですね。でも頭のいい人って、ウィルもそうでしたけども、色々なところに考えが及ぶだろうから精神的に不安定になるところもあるんだろうな、と想像します。案外、私みたいな凡人が一番楽なのかもしれません。

それからウィルが天才なのはフィクションなんですけども、演じているマットデイモンですよね、彼も天才すぎる。マットデイモンはハーバード大学なんですね、で在学中に『グッドウィルハンティング』の脚本を書いたわけです。当時20代でしょう、私も今20代ですけども何にも出来てませんからね。そう思ったら、なんか、腹が立ってきますね、ええ…。

「オリバー・ツイストを読んだから」

ショーンがブチ切れた後の、池の前での2人の会話ですね。これ割と最初の方だと思うんですが、この段階でかなり大きな感動がありました。ウィルは本を大量に読んで、しかもその情報が完全に頭の中に入っている、つまり何でも知っているわけです。大天才ですね。そこにショーンがこう言います。

今の君は、生意気な怯えた若者だ。孤児である君の気持ちは、”オリバー・ツイスト”を読んだから、よく分かるよ、って言ったらどんな気持ち?君から学ぶことはない。本を読めばいいのだから。でも、君自身の話は、喜んで聞こう

そうなんですよね、本に書いてあるんですよね。本に書いてあるんだから本を読めばいいじゃんって話です。やっぱり実際に体験するというのは大切ですよね。システィナ礼拝堂の匂いなんか本に書いてあるわけありませんし、それは実際に体験しないと分からないことです。そしてそれに対して自分がどう感じたのか、というところですね。自分の言葉で自分を語るというのは難しいことですが、やらなければならないことだと思います。

そわそわする学生

ランボーのところで勉強している、あれは院生かな?お弟子さん?あの人すごく好きです。ランボーとウィルが良い感じに黒板で計算をしてハイタッチするところがあるんですが、その後ろで彼がそわそわしながらそれを見ているんですね。これは辛いでしょ…。

一生懸命勉強して、雑用もして、必死にランボーに食いつこうとしている時に、いきなり出てきた掃除のガキがランボーと仲良くしているんですもん。私が彼の立場だったら多分辞めますね…。それくらいの衝撃的な出来事だと思います。

ウィルを前に挫折するランボー

これもキツイ…。ランボーにとってフィールズ賞というのは多分どうでもいいものなんだろうと思うのですが、それでも数学会のトップクラスの頭脳を持っているわけです。そのランボーにも解けない問題をサラッと解いてしまうウィル。しかも「数学なんか面白くもねぇ」みたいな言葉を残して立ち去る前に挫折することしかできないランボー。

ウィルを見つけ出したのはランボーであるわけですが、そのウィルによって夜も眠れないほどに陥り、ウィルがランボーにとっての最大の脅威になるんですから恐ろしいものです。

It’s not your fault.

これは最後の、あの感動的な場面です。ウィルは小さい時に虐待を受けていて、それの影響で傷つくことを極端に恐れています。端折りましたけども、だからこそスカイラーと別れたり、わざわざMITで掃除をしたりします。

それに対して最後の最後で「It’s not your fault」、いいですね。10回くらい繰り返していたと思いますが、あのウィルとショーンのやり取りは素晴らしいです。これは言葉では表現できないものがありますね、映像でなければなりません。

その後の、ウィルが決意して旅立っていくシーンも最高です。

感想まとめ

何かよくわからない、まとまりのない感想になってしまいましたが、本当に良い映画で、まとめられないですよ、この映画は。本当に無駄な要素が全くなくて、全部が良いんです。私はこの作品大好きですね。
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