ゲームは本当にくだらないのか?そもそもゲームとは何か

「ゲーム=ビデオゲーム」という認識が強くあり、また同時に「ゲームはくだらないものである」という価値観があるように思われます。しかし実際にはビデオゲームだけがゲームなのではなく極めて多様であり、またビデオゲームの中にも優れたゲーム性をもった作品はあります。

そこで、簡単に扱われがちなゲームについて少し考えてみたいと思います。

そもそもゲームとは?

ゲームというとニンテンドースイッチやPS4などを連想させますが、将棋やチェスなどもゲームですし、野球やサッカーなどもゲームです。また英語のgameには狩りという意味もあるのであり、ゲームは極めて多様であることがわかります。

それではゲームとは一体何なのでしょうか?ゲームを定義するのは非常に難しいのですが、本質的なところでは、勝敗を争う遊びといった感じでしょう。たまにスポーツは代理戦争と呼ばれることもありますけども、ゲームは負けたところで実害があるわけではありません。ゲームは勝ち負けを争い、そしてその過程を楽しむものです。

ゲームは勝ち負けの定義がハッキリとしています。例えばサッカーでは相手のゴールにボールを入れたら得点で、最終的に得点の高い方が勝ちです。そしてあらゆる戦略や戦術を駆使して、お互いが勝利を目指して戦います。この戦略や戦術という考える余地があるからこそ、ゲームは楽しむことができます。

また、勝ち負けである以上、相手が必ず存在することになります。そして相手は勝とうとする者(こちらを負かそうとする者)でなければなりません。なぜならお互いが勝利を目指して戦わなければゲームにはならないからです。そのためタイムアタックのような「自分との戦い」はゲームではありません。自分が自分に対して戦略的に勝とうとしているわけではないからです。時間に関するものをゲームにするのであれば同時に戦うレースという形式を取るべきでしょう。

ちなみに、この「相手」について考えてみると、大半のビデオゲームはゲームとしてなりたっていないことが分かります。RPGに出てくるバケモノは考えてプレイヤーを倒そうとしているでしょうか?決してそんなことはありません。ゲーム制作者のプログラミングに従って動いているだけです。この意味でならば「ゲーム(ビデオゲームのこと)はくだらない」は意外と的を射た表現かもしれません(もちろんRPG以外もそうです。また面白さとは関係ありません、ゲーム性の話です)。

ゲーム性のあるビデオゲーム

とはいっても、全てのビデオゲームにゲーム性がないことはありません。しっかりとゲーム性を持ったビデオゲームもあります。作品によってシステムなどの内容が異なるため一概には言えませんが、大きくジャンルとして捉えるならば(かなり乱暴ですけども)、格闘ゲームが代表的だと思います。

格闘ゲームは傍から見ればただの殴り合いにも見えるのですが、実は尋常ではない読み合いが行われています。一般的な格闘ゲームでは、攻撃・ガード・投げの3つの基本的な動作があるのですが、攻撃はガードに弱く、ガードは投げに弱く、投げは攻撃に弱い、というようになっています。そのため相手の動きを見て次の動作を読み、それに適した行動(いわゆる三手読み)をする必要があります。

格闘ゲームの中にもゲーム性の薄い作品はあるのですが、こんな感じでゲーム性の高いビデオゲームというのは確かにあります。そのため「ビデオゲームは問答無用でダメ」という発想は安易だと私は思います。もっとビデオゲームは評価されても良いのではないでしょうか?

eスポーツという考え方

ビデオゲームの評価を高めるという意味ではeスポーツという考え方はけっこういいんじゃないかな?と個人的は感じています。今の日本ではあり得ない考え方だと思うんですけども、世界(主にアメリカと韓国が活発)ではビデオゲームがスポーツとして認められています。一般的なスポーツのテレビ中継と同じように、ビデオゲームの中継がテレビで放送されている国もあるほどです。

ビデオゲームがスポーツとして認められている、と言うと誤解がありそうですが、全てのビデオゲームがスポーツとして認めらているわけではありません。つまり、先ほど紹介したゲーム性の問題です。ゲーム性のあるビデオゲームはスポーツとして認められています。具体的なジャンルとしては、ファーストパーソン・シューティングゲーム(FPS)、リアルタイムストラテジー(RTS)、格闘ゲーム、スポーツゲーム、レースゲームが代表的です(もちろんこれらのジャンルでもゲーム性の薄い作品はあります)。

eスポーツというとどうしても賞金面が注目されがちで、特に日本では法的に賞金が出せないからeスポーツは根付かないと言われることが多いんですけども、賞金がなければeスポーツにならないわけではありません。賞金関係なくeスポーツという概念は取り入れられるはずです。「eスポーツはゲームをかっこよく表現しただけだ」という批判は多いですが、ゲーム性の高いビデオゲームをeスポーツを呼ぶことには大きな意義があると私は考えます。

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