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日本の大学はなんか変

日本の大学はなんかヘン

ロンブーの淳さんが青学を受験するそうです。どういう経緯でそうなっているのか知りませんが(批判も多いのでしょうけども)、個人的には良いことなんじゃないかなって思っています。

淳さんが今おいくつなのか知りませんけども、日本の大学は18~22歳の学生が大部分を占めているのですが、これはなかなか異常なもので、ここは日本だと言われてしまいそうですけども、海外では色々な年代の学生が大学に所属しています。それに今後の少子化を考えると大学の生き残りが大きな課題となってくるわけですが、そういう意味でもこの年齢の問題は重要です。

こんな感じで日本の大学にはちょこちょこ変なところがあるように思います。テキトーに挙げてみたいと思います(本当にテキトーなので真剣に読まないでね)。

少子化とグローバル化

まず少子化は言うまでもないと思います。どんどん少子化が進み、また上のように日本の大学の学生は18~22歳が大半ですから、人が集まらないことが容易に推測されます。

本当は非常に複雑なのですが、単純化しますと、日本に人がいないなら外から集めてくればいいじゃない、ということでグローバル化という概念が出てきます(最近よく「グローバル」という言葉を聞きますよね)。日本の大学に外国人を集めるのですから、日本側にもその素質を備えたグローバル人材というのが求められます。

ここで1つ、「グローバル化」とは何でしょう。よく似た言葉に「国際化」というのがありますが、これと対比させたいと思います。大雑把に違いを言うと、規模です。グローバルは地球規模であるのに対し、国際というのは2,3か国程度の規模になります。なのでグローバル化では国境という概念が希薄で、国際化は国境を前提に考えます。なので物事を判断する際に、グローバル化という観点から見るのか、国際化という観点から見るのかで結果が大きく異なることになります。

ちなみに大学では「グローバル化」というのを意識していて、グローバル人材の育成を掲げているのですが、日本の大学が言う「グローバル化」には日本人としてのアイデンティティが前提として含まれています。なので海外から優秀な学生を迎え入れても、その人は教育(グローバル人材の育成)の対象外になります。日本の利益にならないからです。結果的に、グローバル化と言いつつ、海外を排除してしまうことになります。

ヨーロッパ型大学とアメリカ型大学の混合

大学には大きく分けて、ドイツを中心とするヨーロッパ型の大学とアメリカ型の大学の2つがあります。同じ「大学」という名前ですが、やっていることは大きく異なります。

違いとしては色々とあるんですが、大きくお金と教養の2つが挙げられると思います。お金については、アメリカ型は自分で作っていくのに対して、ドイツ型はパトロンを想定しています。教養については、アメリカ型はよき社会人(簡単に言うと稼げる人材)、ドイツ型はよき人格者を目指しています。

ちなみに日本の大学はヨーロッパ型大学を模範としながら、中身はアメリカ型大学のそれです。日本の大学の建学の精神を考えれば人格を重視しているのは簡単に理解できるだろうと思います。またお金に関しては大学が自ら稼ぐというよりも外部に頼っています。ではどうなるかというと、パトロンは役に立たないものにお金は出せませんから、大学は役に立つこと(お金になること)をやらざるを得ません。

結果的に、ドイツ型教養を掲げてエリートとしてのイメージを植え付けることで学生を集め(釣り)、パトロン(要は企業)向けに学生には役に立つ(お金になる)教養を提供することになります。日本の大学がグローバル人材の育成に力を入れているのは、企業とは無関係ではありません。

(大学は役に立たないとよく言われますが、そもそも日本の大学は役に立たない教養、つまり、よき人格を理念に掲げています。「役に立つことをしろ」と言うのがそもそもの間違いです)

(某研究者は、ヨーロッパ型とアメリカ型のどちらが優れているという問題ではなくて、混合することが問題であり、両方をしっかりと分けた上で、日本にヨーロッパ型とアメリカ型の両方を作ればよいと言っていました。私も賛成です)

よくわからない物差し

日本の大学はなぜか物差しが好きみたいです。代表的なものとしては偏差値です。ちなみに大学受験における偏差値という概念は日本と韓国にしかありません(グローバルじゃないですね)。

世界的な物差しとしては世界大学ランキングというものがあります。これに関しても注意しなければなりません。このランキングがどのように決定されているのかというと、色々と判断基準はあるのですが、理系的研究実績が評価される傾向にあります(上位校は「○○工科大学」が多いと思います)。

日本には素晴らしい大学がいっぱいあるのですが、理系がないところもあるんですね、一橋大学とか。ネイチャーみたいな国際雑誌に掲載され、引用されるだとか、そういうのが評価される傾向があるのですが、そういう実績を出すならば大規模な設備が必要であり、つまるところお金が必要です。だから日本の大学は世界大学ランキングに入りにくいわけです。

ランキングに意味がないとは言いませんが、どういう基準でランキングされているのかを考えなければなりません。日本の大学は決してレベルが低いわけではないのですが、ここでまた理系や役に立つ教養(お金になること)が重視され、日本の良いところが潰れていきかねません。