ロココ絵画の代表格ブーシェとその代表作

フランソワ・ブーシェ

ブーシェはロココ美術を代表するフランスの画家です。ブーシェの作品は典型的なロココ美術ともいえるもので、美術史においても非常に重要です。

「あまりにも軽すぎる」と非難されることも多々あったようですが、ローマ賞受賞(若手芸術家の登竜門)、王立アカデミー教授就任、宮廷主席画家を務めるなど、全体的に非常に高い評価を得ています。

また印象派ルノワールなど、後世の画家にも影響を与えました。

ブーシェの代表作

『昼食』

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描かれた当時(18世紀)のフランス貴族階級の昼食の様子を描いたものです(朝食との説もあります)。日常生活をありのままに描いているため、なかなか興味深いものがありますね。多少ラフとはいえ、やはり貴族ですから服装は豪華です。こんな生活してみたい。

『化粧』

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貴族階級の婦人が身支度をしている様子を描いています。ストッキングを上げて、今まさにガーターベルトを着けようとしているところなのですが、ロココらしいですね。

また婦人の後ろには屏風がありますが、これは中国趣味(シノワズリ)です。当時流行していたみたいですね。ロココ様式で中国趣味が描かれているのはなかなか興味深いものがあります。

『シノワズリ』

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中国趣味だとこっちの方が分かりやすいかな。明らかに中国ですけど、ロココとうまく合ってますよね、違和感がないのが面白い。

『ソファに横たわる裸婦』

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ブーシェの代表作です。モデルはフランス国王ルイ15世の愛人です。曲線こそ女性の美だ、と言わんばかりの表現がなされています。当時でも非難はあったようで、「軽薄だ」「過激すぎる」みたいな感じのことを言われたようです。

『ポンパドゥール夫人の肖像』

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こちらもルイ15世の愛人。ブーシェと仲が良かったようで、肖像画が何点かあります。ポンパドゥール夫人は平民出身なのですが、その美しさと教養の高さから高い地位を得ることができました。本を読んでいるところが描かれていますが、教養の高さを表現しています。ちなみに足元の黒い犬は愛犬のミミちゃん(*´ω`*)

『四季 春』

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連作『四季』には春夏秋冬の4点があるんですが、その中の『春』です。男の子が女の子に花飾りを付けてあげる場面を描いているのですが、この距離感が絶妙ですね。女の子はほっぺを赤くしていますが、照れてるのでしょうか?

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